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第十話 新しい門出

 「ライト気をつけてね!」

 「ライト頑張るんだぞ!」

 「お兄ちゃん、頑張って!」


 そう言って父さんと母さんは温かい目で、フランは少し困惑の目で俺を見送る。

 なぜなら今日からウェルホルム王立戦士学校に入学となっているからだ。

 フランは俺と同じ学校に行こうとしてたけど戦士学校だしな。

 女の子なら戦士学校だと戸惑うだろう。

 まぁ俺も心中は穏やかではない。

 戦士学校というくらいだからきっとムキムキの男連中が多いだろう。

 女の子も恐らく男勝りな子が多いはず。

 まぁでもそんな中でも可愛い子がいる可能性もある。

 男勝りだけどその分男性に対してウブなところがあって可愛いっていう子だ。

 これはネット小説の定番だろう。

 だから、その可能性かけようと思う。


 ちなみに一応、父さんと母さんに校長のおっちゃんが話してた契約内容を聞いてみたら特待生でも十歳になったらよその学校の試験を受ける事も可能だと校長のおっちゃんが言ってたらしい。

 なので、魔法学校への夢を断たれた訳ではない。

 まぁ、ここにいてもお金も稼げないし学校に通いながら何かいいお金稼ぎを考えると言う前向きな気持ちで行こう。

 せっかくの門出だしな。


 「お父さんとお母さんもお元気で! フランもお父さんとお母さんの言う事聞いて良い子にしているんだぞ!」

 「ライト……」

 「……知らない間に立派になったもんだ」

 「お兄ちゃん……」


 俺の言葉に三者三様の反応を示している。

 ちょっとは親孝行できたんだろうか?

 まぁとりあえずはフランに手を出してないし親不孝な事はしてないはずだ。


 「じゃぁ行ってきます!」


 俺はみんなに手を振り学校が用意してくれた馬車に乗り込む。

 今日から俺の人生の第二章が始まる。

 まぁ出だしからちょっと先行き不安だけど頑張ろう。

 俺は馬車からみんなの姿が見えなくなるまで手を振りながらこれからの学校生活を頑張ろうと決意した。


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