表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が行く・異世界冒険譚  作者: ちょめ介
蒔かれた種はどんな木に育つのか
59/81

第五十九話・挨拶はとても大切です

はい、第五十九話投稿いたしました。


今回は特に記載することも…


ああ、そういえば、最近間違う部分が多くなってきている気がします。


1200万の250倍が300億って…


現在もあるかもしれませんので、報告をしてくだされば幸いです。


さてっと、第五十九話始まり始まり…

【アンヴィーラ】を出発して、およそ二時間。


いくつもの山を越え、広大な平原を疾走し、深い森を抜け、ようやく【アプライド】が見えてきました。


外面は、以前来たときとなにも変わらず、綺麗な町並みが広がっています。


もう夜ですから静かなのは当然でしょう。


あくまで外面だけですが…まあ、どうでもいいです。


私の目的はルビアを迎えに行くことだけ。


それ以外はどうだっていい。


聳えるお城に目を向けると、分厚い結界と巨大な【魔方陣】が地面に描かれているのが視えます。


この結界があるから、城内の騒ぎも外には漏れなかったのでしょうね。


「小賢しい…」


【霊力突進】を停止し、射突型ブレードを出して結界に近づき、結界を射突型ブレードで打ち付けます。


射突型ブレードと結界がガギギギギギ、と数秒拮抗しながら結界が滲み出すように顕現し、ピキビキビキビギ、と罅が全体に広がり、バギン!と結界が砕け散りました。


壊れて欠片となった結界の破片とともに【霊力浮遊】で、ゆっくりと地面に降り立ちます。


結界の破片が光を反射しているかのようにキラキラと色を変え、これはこれで幻想的な景色です。


「さて…」


異常に気づいたのか、正面の城門から十人程兵士が出てきました。


「なんだキサマは!どうやってあの結界を破った!」


「すでに制圧済みです。まあ、容赦をしなくていいから楽ですね。」


結界について知っている。


それだけで十分です。


「なぜ裏切ったのか、興味なんてありませんが…」


私の言葉が癇に障ったのか、隊長のような男が声を荒立ました。


「舐めるな!キサマが結界を破ったとて、我々は敗れん!方陣!」


その合図と共に、盾を持った兵が横一列に並び、その隙間を縫うように杖を持った兵が整列しました。


これは、方陣と言うよりは横陣ですね。


フィリスさんの剣を地面に突き立て、片手にグレネードを出します。


「そ、その剣は…!ええい、構わん!攻撃!かい―――」


隊長のような男の声が途中で途切れ、爆音とともに戦列が爆発しました。


「ああ、ズレてしまいましたか。仕方ありませんか。」


重く、反動も大きく、狙いもつけにくい。


まったく、使いにくいことこの上ないですね。


「まあ、それでも十分です。」


五体満足なのは隊長のような男だけ。


肉片やら血飛沫やら赤く染まった骨やらが、辺りに飛び散っています。


「も、門を下ろせ!早くし―――」


背中を見せて逃げ出す隊長の頭を射突型ブレードで吹き飛ばすと、鈍い音が聞こえてきました。


隊長の最後の声が聞こえたのでしょう。


短い地響きと共に、門が閉じられてしまいました。


近づいてノックしてみても、向こう側からは返事一つ返ってきません。


射突型ブレードで殴りつけると大きな音が鳴り響き、大きな穴が空きました。


こうやって、門の中を歩くというのも新鮮ですね。


そういえば、他人の家にお邪魔するわけですし、挨拶は大事ですよね。


「さて、お邪魔します…でしょうか?まあいいです。家主さんも見逃してくれるでしょう。」


門を抜けると、私を囲むように扇状に兵が配置されていました。


数えきれないほどの人数が槍や剣、杖や盾を構えて、すでに臨戦態勢となっています。


王様の人望が無かったのか、それともあちら側からの見返りが甚大だったのか。


「まあ、どちらでも構いませんよ。あなたたちが邪魔をするのなら、私の進路を妨げるのなら…」


片手にはグレネードを、もう片手には白い光の剣を…


「皆殺しだ。」


そして聞こえてくるのは、断末魔と爆音と…

はい、どうだったでしょうか?


主人公がお城に侵攻を始めたようです。


なぜなら【家族】を迎えに来たからです。


無血開城ならぬ流血壊城ですね。


今回破壊した結界は大会中に破壊した結界よりも、高出力のようです。


大会の結界は一瞬も耐えられませんでしたが、この結界は数秒も耐えることができました。


感想、意見、その他諸々、お待ちしております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ