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私が行く・異世界冒険譚  作者: ちょめ介
蒔かれた種はどんな木に育つのか
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第二十四話・火傷への対処法は流水でよく冷やすこと

はい、第二十四話投稿いたしました。


一言だけ言います…


短っ!


すっげえ短いです。


今までで一番短いかも?


てか、一話ごとの長さがまちまちで、統一感がない…


勘弁して下せえ。


そういえば、今日は七夕ですね。


予約投稿なので、今日は六日ですが…


みなさんの願い事は、なんでしょう。


やっと、第二十四話始まり始まり…

「くそっ!あいつどこ行きやがった!」


セルナ・マーグナーだ。


今は、宿を飛び出したイーナを追ってる。


『行かないと…』とか言ってやがったが、意味がわからねえ。


「ああ、くそ!」


どこにもいやがらねえし、しかもあいつ空飛んでたしよ。


【風属性魔法】でも使えんのかよ。


そんな奴に追いつけっか。


「てか、なんで、人っ子一人いねえんだよ。」


今朝はずいぶんと賑わってたはずだぞ?


それが、今は不気味なくらい静かだ。


「あ…なんだ?今光って…」


隣の通りに通じる道から、強い光が漏れてきた。


今の光は見たことあるな。


確か…


「ルビアの擬態か…」


擬態をしたか、解除したかは分からねえが、いることは確実だ。


「まずいな…この国にゃいれねえぞ。」


【人間】達がいないってことは【赤竜】のルビアから逃げてるってことだろうな。


ルビアの擬態も見られてるだろうし、今日にでも出るしかないな。


リリウムも【白竜】だしな、こんなことになってもしょうがねえか。


「グダグダしててもしょうがねえ。行くっきゃねえな。」


イーナもいるだろうしな。


イーナを連れ戻すのを優先だ。




閑話休題




「なんだよ…こりゃ…」


自分の目を疑った。


倒れているイーナに、リリウムが寄り添って鳴き叫んで。


ルビアが呆然としていて。


女が唖然と、倒れているイーナを見つめていた。


「イーナ!おい!返事しろ!」


すぐにイーナに駆け寄って、体を診る。


くそ…熱がまた上がってやがる。


それに、火傷自体は酷くはないが、とにかく規模が広い。


しかも、熱風を吸って、肺と気管でも火傷したのか、呼吸も弱々しく、小刻みになっている。


「ルビア!どうしてこんなことになった!お前もいたんだろうが!」


「わ、私は…」


ルビアは口元を震わせて、碌に喋ろうとしない。


ルビアの胸倉を掴み、語調を強くして言った。


「早くしろ!一秒でも惜しいんだよ!」


「そ、そこの女が、リリウムちゃんを…」


尻餅をついて微動だにしない女を一瞥する。


目を見開いて、体をガタガタ震わせている。


当り前だ【白竜】を目の前で見せつけられれば、危険だと思うに決まってるだろ。


「それはいい!どうしてイーナがこんなことになってんだよ!」


「で、でも、セルナは【水属性魔法】を使えるんでしょう…?イーナさんも、すぐに…」


ルビアが、怯えながら、震える声で言った。


「【魔法】で治せってか!?治せるんなら、とっくに治してるよ!」


中級魔法【ヒーリング】を使い、薄青色の光がイーナの腕を包むが…


「【魔法】が効かねえんだよ!【魔法】は発動しているのにだ!わけが分からねえ!」


「そ、そんな…」


ルビアの目に絶望の色が浮かぶ。


薬草は…ダメだ間に合わねえ。


薬草にそんな即効性は無いし、限界だってある。


【魔法】は効かねえ、薬草は間に合わねえ。


「くそ、どうすりゃ…」


その時、ふと気付いた。


なんだ、あいつは。


イーナの傍らに、イーナと同じくらいの背の、白髪で白い服を着た少女が蹲っていた。


さっきまであの場所にいたのは…


「お姉ちゃんは…私を助けてくれたから…」


少女が、倒れているイーナを抱きしめた。


「私が…お姉ちゃんを助けるから…それが…」


その眼は、血のように真っ赤で、それが白い肌に映えていて、綺麗で美しくて。


「私の…お姉ちゃんへの恩返しだから…」


白い光が、少女とイーナを包み込んだ。

はい、どうだったでしょうか?


最後に登場した少女ですが、白い肌に、色素の抜けた白い髪、そして赤い眼、一言でいえばアルビノですね。


人間でも極稀に発生するらしいですが…


それが、幸運なのか不幸なのかは、判断できませんね。


感想、意見、その他諸々、お待ちしております。

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