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エッセイ

とある作者のマイノリティ?なお話と、それだけだと退屈なので小説を書く際の工夫話をエトセトラ

作者: かえる

 タイトル簡潔にまとめられませんでした。


【要約:書き手として小説のことでマイノリティかなと思った部分と、そんな感覚の作者が持つ小説の工夫=ワンポイントを、ただただ語りたい】


     ◇


 こんにちはこんばんは、

 

 なろうさんにて「小説講座」を題材とした作品を拝見しているうちに、「う~む、カエルの感覚はややズレているようだ……」と、ちょっとした割とどうでもいい少数派のそれを書こうとしている――とある作者ことカエルです。


 そして、考えるまでもなくカエルのマイノリティ自慢は極めて有益性に乏しいので、微力ながらではありますけれども、書き手さんの役に立ちそうな「小説創作テク」をやんわり混ぜてみます。


 つまり、以下は書き手さんである読み手さんへ向けてのものになるでしょうか。


 やや興味を惹けそうで詐欺りそうな「工夫」の内容は、ざっくり「キャラの名前の付け方」「キャラ造形に際しての工夫」「それが活かされる時のお話」「会話文への補助」です。


 そうパッとしない&大層でもないポイント。

 推しを挙げれば、カエルが目にした小説講座さんではあまり触れられていないものかな……で、

 補足させていただくと、カエルがどこかから学んだものでもなく、書き手になる前から発想としてあった信憑性、検証性に欠けまくるもの。


 ブラウザ……まだ閉じていません? 

 ありがとうございます。



――ではでは、ご厚意に甘えながら


 時折拝読する小説講座作品の内容を参考にさせて頂くと、

 物書き初心者さんが悩むポイントとして、作品の文字数が挙げられていることがあります。


 何やら初心者あるあるのようなそれ。

 長編なんかを書く場合に、思いのほか文字数が伸びない。さっくり文章量が増えないっていうお悩みですね。


 講座での考察や分析、対処法、アドバイス等、ここでは省きます。

 興味のある書き手さんは、調べてそちらへすみませぬ。


 それで、書き手カエルは処女作から今でもずう~と、文章量が減らなくて困るばかりです。

 それもあってか、文字数の数値が増えてゆくのが嫌で嫌で、作品が10文字越えたあたりになると、書くのが億劫になります。

 だから小説講座さんに、文字数が増えて困っている作者さんへ贈る励ましなんてものを探してしまうのですが、いかんせん文章量が少ない作者さんへのエールばかりだったりします。

 ぬぬぬ、カエルも癒やされたいんだい。


 戯れは程々に、原因はプロットの練りと取捨選択のマズさからくるものだと思われる「物語が予定している文字数内で収まらない」問題。

 カエルに共感できる書き手さんがいらっしゃいましたら、言われなくても把握していると思います。

 なのでこちらから贈るものとしては、


 WEB小説の良いところは、好きなことを好きなだけ書いてもいいらしい。

 読者様は寛容ですから、文字数気にしなくて良いかも! のエールをば。

 とある作者はどんと気にします。



――そんなこんなで、一つカエノリティを消化して


 書き手さん、キャラクターの名前ってどういうところにこだわっています?


 うむ……聞くだけ聞いて受け応えができないので、問わなかったことにします。


 小説講座さんとかだと、なんにしても「読者さんが覚えられるネームが好ましい」などの情報を知り得ます。

 こちらに関しては「こうするほうが良い」より「こういうのは遠慮したほうが良い」の注意点のほうが、目に飛び込んできた記憶。


 それでここにてやっと、カエルの工夫が話せるのです。

 カエルの場合、「字面」で名前を創作します。


 「読者さんからの覚えやすさ」に起因しているのですが、

 カエルの脳みそだと、例えば可愛い女の子いっぱいのアニメを見た時、とりあえず髪の色とか服装とか大雑把な部分でキャラ判別します。

 余程連呼されない限り、初見の30分で名前までは印象に残りづらいです。


 だから「字面」に差異を設けて、文面上でのキャラ認識を促そうと発想しました。


 なるべく文字数を変えるとか、伸ばしを入れるとか、文字全体をマルっぽく~とか、カクカク~とか、ゴニョゴニョとさせたりとか、ですね。

 似たようなところで、同じ音を避ける方もいらっしゃると思います。

 カエルの場合は音にして読まないので、字面を優先させる思考のようです。


 キャラの名詞自体の認知を手っ取り早くつかむ方法としては、既存の名詞を使う手もありますよね。

 花の名前とか、何かの用語とか。


 そうしてここに、お題のマイノリティ? の話を加味したいカエル。

 作者さんからすると、キャラクターって結構思い入れをしたくなる創作の産物です。


 だから――極端な言い方だと我が子のような思いで、慎重に大切に名前を決める。

 そのような方もいらっしゃるようです。


 十人十色の一人一色の熱意やも知れませんが、カエルとしてもその気持ちは理解できますし、あれこれ好きな名前を考えるのは楽しいものです。

 また名付けの意味合いをどこに持つかで、だいぶ違いますしね。

 だが、それでもしかし。

 なんにしても「読者さんに覚えてもらうこと」を最優先に、物語へ合わせたものに決定します。


 あと、キャラ名のほとんどが文章中に書かなくてはいけなくなった時に考えている――などを述べていると、キャラに愛情なんですね、みたいなことを稀に言われたり言われなかったりもします。

 愛情はいっぱいです。ただ適当なだけです。



――さてさて、キャラにどこか冷ややかなマイノリティを消化して


 「キャラ造形に際しての工夫」なんかを。


 キャラクターには、イチオシの部分と癖を作為的に与えます。

 もっと言えば、初回登場時以降、それに関連したもの以外の描写は控えます。


 意図としては印象づけるためで、狙う効果は――


「田所さん、ご結婚されたんですって」


「へえ、で、田所さんって誰だっけ? どこの田所さん?」


「ほら、目のギョロッとした」


「ああ、あの田所さんね!」


 ――です。


 解説は省き、例えば一つ目立った身体的特徴なんかをキャラごとに設定しておくと、いろいろと便利です。


 物陰から「長い髪の人影」が現れた。

 仮に作中で、すでに「長い髪推しのキャラ」の印象づけに成功しているのなら、特に名前を出さなくても読者はキャラを予想できますし、逆に先入観を利用して、あのキャラと思わせておいてからの~別人だった、の騙しにも使えます。


 癖については、フレーズにすると決め台詞のように使えたり、仕切り直しの場繋ぎとしても使える可能性が出てきます。

 お約束的な、ですね。

 仕草にすると、一度作中で心情と合わせて表現してしまえば、感情の言葉でなく描写で感情を挿入できるようになります。

 描写による表現の幅を広げたい書き手さんには、有効な手段かと。


 はい、「それが活かされる時のお話」はここまで――なのですけれども、おまけで読者さんからみた時のキャラ把握、判別を促進させる工夫を。


・作中、久々に登場したキャラに名前はあるが、誰だっけ?


 こんな時、あると思います。


・なんか物語も前半でキャラいっぱい出てきたけど、どれが誰でどんなやつだったけ?


 そんな時、あると思います。


 上記の話の応用と言いますか、こっちが基であっちが応用とかややこしいこっちのほうが楽なおまけ。

 名前の前に役職やそれに変わるものをつけると格段に認識しやすくなります。(カエル感覚)


 ファンタジーモノだと「戦士」とか「狂乱の(二つ名)」とか、

 学園、現代モノだと、「先輩」「先生」「部活」「会社」「あだ名」「親戚」「地域」など結構さらり一言加えられるものがあります。


①紗音瑠と乃絵瑠と未羅乃が会話していると、走ってやって来た刹那。

②紗音瑠とクラスメイトの乃絵瑠、後輩の未羅乃らが会話していると、弟の刹那が走ってやって来た。


 常に、だとくどいですが、節目節目だとだいぶ違うと思います。



――ま、マイノリティどこいった、で次です。


 最後は、ガチの小説講座になります。


「会話文への補助」。


 これはカエルの工夫なんかでなく、(たぶん)技術としてすでにあるお話ですから、今まで以上に革新的な事柄でもなんでもないです。

 けれども確実な読みやすさアップの効果はあり、それは小説スキルの向上に繋がります。


 複数の会話文がある時、どれが誰の会話文なのか判別できるように、いろいろと工夫されていると思います。

 簡単なものだと、キャラの喋りに違いが分かる特異性を持たせたり、話し始めに名前を呼ばせたりするなど。


 読者の認識としては、ほぼほぼリアルタイムで判断できるので助かる小技。

 でも小説によっては、喋り方のデフォルメが難しいものや場面があったり、しょっちゅう名前を呼ぶわけにもいきません。

 なので、判りにくいだろうな~という会話文の時は、地の文で○○は言った等補足すると思います。


 それでこちらの場合、会話文を読んだ後に誰のものだったか認識することになります。

 だから「会話文の前」へ持ってきます。


 ただ、○○は言ったをそのまま前へ持ってくると(状況や作品での語り手のスタンスにもよりますが)、まだ描写されていないのに言った事となり、文章だけで考えるとややヘンテコな仕組みです。


 あと、基本的に小説内でルールを決めていないと整合性が取れなくなります。

 この場面では、会話文の後の地の文がそれを指す場合、

 この場面では、会話文の前の地の文がそれを指す場合――となれば余計な混乱、引っ掛かかりを招きかねないので敬遠したいところですよね。


 故に読み手さんの「視点」を、控えている会話文のキャラへ促す文を付け加えるのです。


①促しナシ


「今日はつかれた」


 カエルがどんとソファへ腰を下ろす。


「ビールでも飲むかい」


「ああ、いいね」


 カエルはルームメイトのトンボが差し出すグラスを手に取った。



②促しアリ


「今日はつかれた」


 カエルがどんとソファへ腰を下ろす。

 その視線の先には、ルームメイトのトンボの差し出すグラスがあった。


「ビールでも飲むかい」


「ああ、いいね」



 ポイントとしては文章の視点(主)を変更するのではなく、主の視点から読者の視点を誘う点。

 (視点の変更でも読み物としてなんら問題ないですが、ト書きに近い意味合いのものとなる、そう考えますので、おそらく小説の文章評価にはならないでしょうね)

 てんてんうるさいうえ例文が短すぎて分かり難いのですけれども、連続した会話文や文章のリズムを変えたい時にその効果が発揮されやすいです。


 たぶん会話文の流れって、ド頭の会話文が誰のものかはっきりすると、「同じキャラの会話は続かない」認識などから消去法で整理されてゆくものです。

 中間の地の文の補足がなくても、意外と即座に把握しながら読めたりします。


 逆手に取って、誰が喋っているのかぼかしたい時は、最後の会話文の後でキャラを確定させたりもしますよね。

 最後にわかるきっかけを用意して、パズルのピースがするするハマるようにして、会話のピースがハマってゆく。


 こんな風に会話文の認識具合も、その時々で調整するっていうのが小説の技術だと思い、ひいては文章力に繋がるのかもですね。


 初心者講座とかではまず見かけない技法。

 更にどこでも見かけたことがない(当たり前すぎて講座で取り扱うまでもない事柄なんだと思います)ラノベから見出したカエル感覚のノウハウ。

 なので、こじつければマイノリティなお話、ですよね。



――まとめ


 相手へ伝えることが目的の場合、良いものってのは理解しやすい内容のものだと思います。

 それで、こちらの本文は概ねそういった丁寧さを欠いています。

 見直しての感想ではなくて、意識的にそう書いていますので些か性根に難がありますけれども、寛容に接していただけたなら幸いです。


 そして、本文中「小説講座」との言葉を使っていますが、特定の、またいろんな小説講座作品を調べたりしてのものではありません。

 おおよそ不確かな本文中の小説講座さんです。


 しかし一つ確かなのは、「小説講座」と銘打たれた作品のそこで書かれていたご内容は、いろんな考えを持ついろんな書き手に応えることができるすこぶる素敵なもので、多くの書き手さんが何かしらお世話になっただろうありがたいものです。


 この場を借りて、一書き手のカエルはお礼を。

 ありがとうございます。お陰様で白面の世界を彷徨わずに済んでおります。


 趣旨がはっきりしないこちら。

 楽しんで頂けるものだったか不安が残りますけれども、ここまで目を通して頂き、ありがとうございました。


~あとがき~


 ここ最近、「エッセイ」へ投稿する機会が多かったかえる。


 散文を撒き散らかしてやったぜ! とかの戯言を吐きたい為にだけにそうしたのならそれでもある意味意義があったのですけれど、まさか、こんなに放出することになるとは思わなかった……が、本音だったりします。


 後悔先に立たずというヤツで、「一つの連載作品」を登録して、そこへ書き連ねるようにしておけば良かったなあ……であります。

 そんなこんなで、こちらの分で一先ず弾切れ。

 なので、しばらくは散文することはないと思い、この場を借りて読んでくださった方々へ再度お礼を申し上げたく。


 各散文にいろいろなご厚意を頂けた恵まれたかえる。

 「スコッパーになろう」推しで、本当にありがとうございました。



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― 新着の感想 ―
[一言] 台詞の前に○○が言った。 自分が比較的にこのスタイルだったので、わかるわかるって思って読みました。 まだ、言ってねーし!と自分で突っ込みたくなるなと思って(笑) 愛情はいっぱいです。ただ、…
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