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上京感情論  作者: 月野小道
上京一年目
8/21

08

ーなんだその価値観。


でもなんかわかるような気がした。交際中ってただの口約束に過ぎないものだ。実質は何をしても自由なんじゃないのか。と考える私は頭がおかしいのだろうか、男性的なのだろうか。


絶対に浮気は許せない!


という人は男女問わずたくさんいるが、昔からいまいちその独占欲が理解できない。実際、遠距離中の彼の携帯電話が夜中の2時に鳴ったことがある。女の名前だった。しかし、特に怒りの感情は湧いてこなかった。それどころか、面倒くさいもの見てしまったくらいのことだった。


彼のことは好きだ。彼も私のことが好きだろう。ここが揺るがないんだったら、何も問題ないんじゃないだろうか。

しかし、こんな自由すぎる考えは女友達に話せるはずもなかった。



「みなさーん!そろそろここ時間なので片付けます!!二次会行く人は来てくださーい!」


さとるが叫んだ。みんなゴミなどをまとめ出す。


「この黒縁眼鏡が武田。この茶髪が土田のツッチー、こっちが、見明みあけ、んで俺が荒牧。荒牧健一あらまきけんいち。みんなから荒健って呼ばれてます。二次会来るでしょ?てか、絶対来いよ!」


「え?あぁ、まぁ友達がいくなら…」


そうだ、2人の元へ戻ろうとしていたんだ。みんなどこへ…会場を見渡す。


「いっちかわさーん!」


雅と綾子がニヤニヤしながらこっちに手を振っている。それらに2人を紹介し、私達も二次会に参加することにした。


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