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上京感情論  作者: 月野小道
上京一年目
6/21

06

「見ない顔だね、初めて来たの?」


背の高いその彼を見上げた。遠目で見たその彼は特別なように見えたが、近くで見るとたいしたことはなかった。


ー雰囲気イケメンってやつですか。


ちょっとがっかりする。彼氏がいるくせに他の男を観察して、ドキドキしたり、がっかりしたりしている。私はつくづくあさましい女だ。一連の心の動きに自分で呆れる。


とっかかりはそんなもんだった。4人くらいの男に囲まれ、質問が矢継ぎに飛んできた。


「名前は?」「仕事は?」「歳はいくつ?」「友達はどこ?」「どこに住んでるの?」


がっかりした後も、他の3人は脇役にしか見えなかったのは不思議だ。正直どんな顔だったか記憶にさえ残っていない。




「彼氏はいるの?」




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