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上京感情論  作者: 月野小道
上京一年目
18/21

14

次に荒牧と会ったのは、主催である諭の音楽イベントに遊びに行ったときだ。謎の新年会から1ヶ月後くらいだった。荒牧とは連絡先を交換はしていたが、特に連絡はとっていなかった。



外国の小さなパブのような恵比寿のライブハウスは、たくさんの人でごった返していた。


なんとなく予測はしていたが、前回パーティでつるんでいたメンバーと荒牧も来ていた。私達はお互い、来ているのが当然かのように挨拶し、約束していたかのように2人で並んでライブを眺めた。すでに関係をもっている2人の距離感だった。庄造以外の男とこんなに近い距離になるのは久しぶりだった。そういう意味で少しドキドキした。



荒牧にときめいたわけでは無い。

断じて。タイプじゃ無いし。



しかし、この時もイベント後当然のように飲みに行き、当然のようにみんなで帰る駅のホーム、荒牧と私は2人でゆっくり歩きみんなを巻いた。


急に記憶がフラッシュバックする。それはこの行動がデジャブだったからだろう。前回泥酔し、無くした記憶が急に戻って来た。


そうだ、この前もこんな風に2人で消えたんだ。荒牧が消えようと言い出し、私は荒牧について行った。それと同時に行為に及んだ断片的な記憶も戻って来て、慌てた。



なんだ、覚えてるじゃないか。


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