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上京感情論  作者: 月野小道
上京一年目
14/21

上京前 庄造とのこと01

電話を切り、本当にヨガでも行こうかと思ったがやめた。デスクワークのため、運動不足になる。ヨガ教室の体験でも行こうと思ってたが、今日は新しいことを始める気分にはなれなかった。


運動不足解消に公園で散歩することにした。家の近くには大型の公園があり私のお気に入りの場所だ。

グレーのスウェットを履き、靴下をはく。分厚いセーターの中に何枚か着込んだ。歩いてたら暑くなるだろう。手袋をしてお茶マグに入れ、家を出た。


意識して早く歩くわけでもなければ、のんびり歩くわけでもないペースで、庄造との出会いを思い出していた。





短大を卒業して、就職した私はOLになった。しかし、毎日のルーチンワークが性に合わなかったようで、一年も経たずに辞めてしまった。何をすればいいのかわからなくなって、1年間ワーキングホリデーにいってみた。違う文化に触れながら、私は自分が美大志望だったことを思い出したのだ。親に大反対されて諦めてきたが、もう親の希望は全部叶えたし、そろそろ自分のために生きたかった。

もう一年いたい気もしたが、帰国を決意した。帰国後、朝から夜までバイトしお金を貯め、アートスクールに通いだした。半期ごとに学費を払うため、学校の裏にある騒がしいバーでバイトをはじめた。

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