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上京感情論  作者: 月野小道
上京一年目
1/21

01

彼と出逢ったのは数年前。28歳の冬だった。


「明日、誰も知らない新年会に行くんですけど、一緒に行きませんか」


そう言い出したのは同僚の綾子だった。

お正月も終わったばかりの冷たい風が吹く東京。同世代のライター綾子とデザイナーのみやびの3人で、上司をネタに浴びるほど飲んだ帰り道だった。


当時私は上京したばかり。小さな制作会社でデザイナーをしていた。雑誌のちょっとした紙面デザインだ。

決してメインの編集ページを扱う制作会社ではなかったが、田舎の小さいデザイン事務所から転職してきた私にとって、それらはとても魅力的で、刺激的な仕事だった。


「え?なにそれ。大丈夫なの?誰も知らないってどういうこと?」

聞いた瞬間、好奇心がおさえられない。

だって、それは東京に出てきてまだ4ヶ月も経っていない頃の話。



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