Part1 事の始まり
はじめまして!!
出来る限り主人公生存&楽しく読めるよう頑張りたいと思います。
8/9 3:13 若干の修正
雲に覆われた夜。
僕は公園を歩いていた。喉を潤そうと水飲み場に寄ると、自分の顔が歪んで映る。
歪んでいても分かる。
自分とあの人との差
見る程、見る度に映った顔は歪み、異形の様になっていく。
彼女の横に居られる程の物はない。
そう思い、俯いていた。
「到君、ゲームに参加してみないかい?」
少女のような声に僕は振り向いた。
少女はゴスロリのような服を着て、金髪のツインテールをして、
朗らかに笑っているだろうその両目は乱雑に巻かれた包帯で見えず
宙に浮いていた。
<SANチェック>[0/1]
到(54)…49 成功
「えっと、何の用かな?」
僕はそれを何とも思わず言葉を返す。
「いや、迷える少年に救いの手をと思ってね。もう一度聞こう。ゲームに参加しないかい?」
「……そのゲームに参加すれば何が?」
自分を迷える少年という目の前の少女に底知れぬ何かを感じた。
初対面の僕の名を言ったこと。
少女が夜に公園に居ること。
奇怪な姿
「ふむ、参加賞に願い事1つ、クリアすればもう2つ。計3つの願いを叶えよう」
見えぬはずの目が暗く、しかし人を飲み込むよう光っているように見えた。
少女が宙に浮いている事が、ヒトが持たない力を持っていることがその台詞に真実味を帯びさせていた。
「なら僕は、あの人と両想いに、恋人になれるの?」
「いや、人の感情は結構難しい。参加賞程度では無理だね。だけどそうなれる様に手助けは出来る。君はその姿であるのが嫌なんだろう?ならそれを願えばいい」
「それなら……」
それなら……
「僕を誰もが振り返るほど綺麗にして!」
あの人の横にいられるように……
そう思っていると自分の体が崩れ落ち、変わっていった。
とても小さく、
綺麗に、綺麗に……
僕の体は女の子になっていた。