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3rd lie 魔王は ルルブを 手に入れた

はい。すっごく遅くなりまして申し訳ありません。

お詫びにすらなりませんが今回長めにしております。

そろそろ現実1つゲーム1つの交互なものになると思いますのでご容赦を

(おはよう。今日も学校だ。さっさと起きな)


爽やかで低めの声に起こされる。クロは信用していいのかが僕を悩ます。……いや、今クロを手放したらデメリットしかない。考えるべきだけれど今じゃない。今考えるべきは……


(長考してるところに悪いが全部聞こえてるからな? 信用していいのだがなあ)


信用出来る訳無いのにそう語りかけてくる。100%の信頼なんて咲希さん以外には与えられない。


幾つもの問題の、疑問の答えを考えながら元の自分へと戻り学校に向かった。


《声》と《???》の使用

MP 368-14=354


「………」


-----


午前中の授業は集中出来る訳もなく|今までのあり得る訳の無い・・・・・・・・・・・・・があり得た訳を考えていた。


「………」

「どうした? そんなに悩んで、因幡の事か?」

「咲希さんの事じゃない。最近の勉強がね」

「お前そんなキャラじゃないだろうが」


僕が勉強を気にしてはだめだと言っているのかコイツは。まぁ嘘ではあるんだけれど


「午後は、家庭科だったっけ」

「そうだな。出来もしない事を練習して何になるんだか」

「出来るように練習するんだろうに。独り身の時苦労するぞ」

「卒業と同時に結婚してやるさ」


年齢=彼女いない歴が何を言うのだろう。男二人で昼食を取っている間は無理だろうに。


「それならさっさと奥さん候補見つけて二人で食べてたらいいんじゃない?」

「言ってろ。あっという間に見つけてやるからな!」


あっという間にご飯を平らげ教科書で顔を覆い寝てしまった。

……絶対無理だ。


「………」

視線が一つ。


-----


学校も終わり帰宅する途中、僕はあるものを探していた。


(それが書店の中にあるのか)

(そう。マイナーな物だけどきっと……)


本探し

<図書館>(35)…53 失敗


見当たらない。ここの店にはないのかな?


(嬢ちゃん、自分の運の良さを忘れてないか? 目を瞑って適当に動いてみろ)


運頼み

<幸運>÷5(73)…07 成功


(見つかったじゃないか。そのバカ高いPOWが役に立ったな)

(うん、見つかったね。Call of Cthulhu)


これが探し求めていたゲームの元。これがあれば何ができるかある程度分かるかな。とりあえず


(ダイスも買った方がいいと思うぞ)


ルールを知りたいだけなのにどうしてだろう? まぁお金も十分だしそれ位なら、と近くにあるダイスセットも手に会計に向かった。


「………」

少年を見る男が一人


-----


(おい、もう日没だぞ。今日はあっちに向かわないのか?)

「今コレ(CoC)読み進めてるから。それに、日没にしか行けない訳じゃ無いんだし」


ゲームのシステム部分を家に帰ってからずっと読んでいる。自分の疑問に対する答えを考えていた


「ここ最近歩いたりするのに<幸運>が無かったのはルールにそう記載されていたからか。僕のPOWここまで上げる必要なかったかな」

(POW上げて1日目に100出して(第0章part4)よくそんな事言えるな)

「…………」


数日前の事を引っ張り出して来ないでよ。記憶力がいいと考えるべきかイイ性格していると思うべきか。気になっていたルールを確認しておいた。


HPが0以下になってから次のラウンドが終わる前(約30秒間)にHP1以上になれば死亡しない。


MPが0になると1回復するまで気絶状態となる。


SANが一度に5減少で一時的狂気、1時間以内に減少前の20%減ると不定の狂気、そしてSAN0は永久的狂気、平均4年半はまともな生活は送れない。


戦闘の行動順は①火器を持つ者のDEX順、②それ以外のDEX順、ただし2回攻撃可能な火器は②の時に、3回の場合は更に自分のDEXを半分にして②で攻撃ができる。


「僕の場合味方に<応急手当>や<医学>の出来るのは居ないからHP0以下は死亡かぁ。戦闘中のMP切れは気にしなくてもいいかもだけれど、僕のSANが30のままだから気を付けないと。それとクロ」

(なんだ?)

「POW=SAN。ただし99以上にはならないってあったけれどこれについては?」

(だからわかんねぇよ。ただこれは人間の場合であって嬢ちゃんが特殊なのかルールの改変かってところだろう)

「今回は答えてくれるんだね」

(わからんのはわからん。それだけだ)

「他にも魔術、道具類は記載されてるけどモンスター系が実在、有名なアンデット以外は無業の落し子とムーン=ビースト以外に載ってないのは?」

(P○KEM○N図鑑みたいなシステムなんだろう)

「丁度モンスターの名前が入っていそうな部分も読めなくなってるし」

(見つけていけばいいじゃねぇか。それよりも戦闘面でイイモノ見つけたじゃねぇの)

「火器系統の三回攻撃もしくは未照準ルールの最大30発の一斉掃射。日本だから本物は持てないけど」

(チカラで出せばいいじゃねえの)

「それが全部<幸運>の関わらない運頼みだからね。ムーン=ビーストみたいな装甲持ちが居ない訳無いし」


通常の銃弾では重く大量に持ち歩くのは高校生としては辛い。火器の威力を最低値に落とす装甲や、一切物理攻撃を受け付けない装甲など火器を持つ=勝ちな訳じゃ無い。


(とは言っても先制攻撃や三回攻撃を逃すのはきついだろう。嬢ちゃんあいつ等の前じゃチカラを使わずにおくんだから)

「そこでさ、この2つを見てよ」


攻撃系ロール結果が技能値の1/5の時貫通、装甲がある際装甲を無視、無い場合2倍のダメージを与える。


モラン大佐のエアライフル


「エアライフルについては4ラウンド1回攻撃だけれど火薬を使う遠距離武器でなくてもダメージを与えられる証拠。ならエアガン規制の緩い日本なら<拳銃>を育てるとともに少し改造と貫通を利用して実践に耐えうるものが出来る」

(実銃で貫通起こした方が強いと思うが)

「どこで練習するのさ。あっちじゃバケモノだらけでチカラ無しじゃ危ないし家の中ならいくらでも出来るよ」

(そううまくいくといいがね)

「こっちじゃ家の中ならチカラ使い放題だし無理やりにでも作るさ」


ふと、時計を見る。23時50分。そろそろあっちに行こうかな。エアガンについてはまた明日にでも頑張ろう。


「さ、クロそろそろ行くよ」

(……今更だが嬢ちゃんが俺を疑っているのか信用してくれているのか分かんねえな)

「もし僕に危害を与えようとしたら硫酸の海にでも落とそうと思ってるだけさ。君がどうかは考えたけど分かんなかったし」

(おお怖い。出来る限りお気に召すよう頑張るかね)

「ほら、行くよ。<幻想を望む目>」


<幻想を望む目>の使用

2D6…10

MP368-10=358


少しずつ僕たちは光る泡に変わってゆき世界を渡っていく。


「少しは信じてもいいかな」


クロはそれに何も答えず、けれど少し笑っているように感じた。


久しぶり、だね。まさか半日分書くのにここまでになるとは……

とりあえずハウスルールについては本文でルルブを持っている人はわかるだろうから省略させていただくよ。

しっかし、エアガンで戦おうとするとはね。しかも拳銃より性能を良くしようとしている。さて、次はいつかな?

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