1st lie 僕は魔王?
長く開けてしまいすみません。夢の国を読み進めてまして…
やっと第一章です。ところで狼少年を知っている人はどのくらい居らっしゃるのでしょうか。
振り向いた時にはもう遅い。叫びながら現れたそいつの剣は風を切り裂きながら僕の肩へ向かってくる。
???
<ロングソード>(90)…54 成功
1D40+1D20…29
駄目だ。避けられない。
僕の肩に剣が――
到 HP47-(29-??)=46
剣が僕の肩に触れた瞬間、一筋の血とともに黒いモノが噴水のように流れ出た。
「な、何だこれは!」
クロ、なのかな。剣の勢いを殺せるみたいだ。なら、あとはこいつを無力化するだけかな。
(人に剣を向けられたってのに凄く冷静だな)
(そんなことより、君だけで対応できないかな。今回はチカラを使いたくないんだ)
(了解)
こいつは、僕を魔王だといった。あの時こいつが見れたのは、この廃墟と僕だけだ。ならこの二つのどちらか、もしくはその両方が理由である可能性は高い。クロに対してはそんな反応はなかったから、これを使っても魔王という理由にはならないだろう。それに、使えるチカラは残しておいていいだろう。
クロ
<鞭>(95)…56 成功
???
<回避>(70)…45 成功
避けられてしまったか。使うしかないのかな。
「やってくれたな!」
???
<ロングソード>(90)…79 成功
1D40+1D20=39
クロ HP208-(39-??)=208
今度はクロが僕の外にいたせいかダメージは通らなかった。剣で攻撃されてもあまり効かなかったから予想道理ではあるけれど、
「参りましたね。これでは堂々巡りです」
(嬢ちゃんそんな口調だったか?)
「くそっ倒せる気がしねぇ」
「なら、捕まってくれます?」
「断る!」
いちいちこいつは叫ばなきゃ剣を振れないのかな。そしてクロ、僕だって外用の顔はあるんだよ。
「このど阿呆が! 一人で突っ走るなとあれほど…って!」
なんか五月蝿いのがまた出てきた。これとも戦わなきゃなのかな。
「貴様何を一般人に剣を向けとるんだ!」
「騎士サンあれ魔王! アレ元凶!」
「あの娘が怯えてるじゃないか!」
いやいや、引いてるだけだよ。そして会話がかみあってないよってそんなことより、
「貴方達は誰で、魔王って何のことなんです?」
「俺に攻撃しといてしらばっくれるか!」
「貴様はいったん黙っておけ!」
あ、五月蝿いのが一人吹っ飛ばされた。意外と腕力あるんだねこの女性。しかしこいつらは叫ばなきゃ話せないのかねぇ。
「すみませんお嬢さん。うちの馬鹿がいきなり切りかかって」
「大丈夫ですよ。それにしても魔王だとか物騒ですね。何があったんですか?」
「ああ、こいつ実は勇者でしてね」
あの吹っ飛ばされて瓦礫に突っ込んだあいつが勇者で僕が魔王って世も末だね。この先どう動くべきなのかな。この人たちと合わせておくか、この場から逃げ出すかかなあ。
そう考えながら騎士サンと呼ばれた女性の話を聞いていた。
やあ、久しぶりだね。今回から「何も質問来てないけどハウスルールの説明しといて。」と言われたから一応進めていこうか。
ステータスについて
COCのステータスのダイス数をいじくってあるよ。あいつ曰く「ちょっとしたけがとか力の差とかを表したかった。」ってさ。
あとバケモノのステータスはCOCの数倍に調整してあったよ。
Lvシステムについて
倒した敵の内面的ステータス-自分のステータス=経験点
としてLv×20点で上がるようにしてあるよ。
それじゃ、また次回ね。




