作戦発動!!2
現在十六時長狭湾第一護衛艦隊
戦艦長城艦長朝倉は
「あと一時間で作戦開始ですな」
私は
「できれば念をいれて出航準備をしたかったがね」
「しかたありません上層部の命令は絶対ですから」
「出航後作戦会議だ、参謀達を作戦室に呼んどいてくれ」
「わかりました・・・後方支援の無い絶望的な状況ですが何としても成功させましょう」
「・・・そうだな、私も全力を尽くすつもりだ、艦長危険な航海だがよろしくたのむ」
「おまかせください私も元よりそのつもりです」
「感謝する・・・・息抜きにすこし外に出てくるとしよう・・・」
そのころとある料亭では・・・
とある男と笠木作戦部部長が会談を行っていた
「これで海軍は安泰だ・・・君の息子もこれで無事出世頭に復帰できる」
「はい・・・海軍の秩序を守る事それこそが私に与えられた使命ですから・・」
「それでいい、あの男の息子は危険だ、あの男の血は絶やさねばならん・・・この私の経歴に傷を付けたあの男だけは許せん!!・・・その報いは息子に受けてもらうとしよう」
「わかっておりますあなたの望む最高のシナリオを用意してあります」
「楽しみにしておくとしよう・・」
その言葉は闇夜に消えていった・・・
そして長狭湾では
「総員敬礼!!」
「抜錨、進路マラガ島にとれ!!全艦出航せよ」
長狭湾に集まった軍関係者達は
「作戦の成功を祈る」
「かならず帰って来いよ」
などの声が響きわたる
そんな中この男・・伊内海軍大将も敬礼をしていた
そして艦長は
「浦賀海峡を通るぞ・・・全艦十ノット暗礁に注意せよ」
そして無事出航した第一護衛艦隊は輸送船三隻の待つ冬島に向かう
旗艦長城・作戦会議室
「いま現在の所航行に支障ありません」
艦長朝倉は
「この先冬島まで対潜警戒航行十五ノットにて航行します・・今の所敵潜の発見報告
は入っていませんがいつ現れるかわかりません故に」
「ふむ・・燃料の補給はどうかね?」
「はい、冬島にて往復二回とその先七千海里の地点にて洋上補給を行います」
「よし、全艦に通達十五ノットにて進路変わらず」
「了解しました」
「とりあえず会議はこれまでだ」
続く・・・