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勇者パーティーの料理人  作者: 鬼パンダ


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1/1

基本は野営

塩とパン、そこらへんで採った野草、そして狩りたての獣の肉。

これが今日の夕飯だ。


この世界で稀に出て人や家畜や作物を襲う魔獣の討伐をするとその肉をその日の夜は食べることになる。

肉の一部と野草を鍋で煮込んで味をつける。

簡単な料理だがパーティーで人気だ、特にリーダーは好物と言ってくれた。


残りの肉は塩で水分を抜いて保存用にする。

内臓や骨は深くまで穴を掘って埋める。

こうすれば夜に野獣に襲われずに済む。


僕はこの勇者を自称するリーダー率いる冒険者パーティーの料理人だ。

もともとは町の料亭で働いていた。

だがそこの店主が年で店をたたんでしまい自立するために就職先を探そうとしていた時に勇者に出会った。

最初は戸惑ったが、報酬と未知なる料理のためにパーティーに加わることにした。


今日の食事もあまりバランスが取れているとは言えないが、冒険者に依頼を仲介するギルドで聞いたところによると他のパーティーではそんなことを気にしているような所はないようで、受付に聞いたときに驚かれた。

それでも今の状況が良いとは料理人としていうことはできない。


それでも勇者たち、パーティーのメンバーが実力を十分に発揮できるように健康のために食事を管理して作っている。

僧侶ではけがを治せても生活病は治せない。

戦闘では活躍できない分、他の面でのサポートをしている。


甘味や酒の類を持ち歩けるほどの余裕はない。

だから本当は精神衛生上もっと娯楽を増やすべきだと思っている。

一介の冒険者にそんな余裕がないことは分かってるし無理を押し通そうとも思わない。

だからこそ僕は責任重大だ。


勇者には魔王討伐という大義がある。

僕はそれに特別な思いがあるわけではない。

だが僕はこのパーティーが好きだ、だからこそ勇者には大義を成してほしい。

感想、誤字脱字の報告ブックマークへの登録待ってます。

こっちは週一くらいで投稿していけたらなぁと思ってます

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