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ゲヒュール2  作者: ルイ
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イヌの能力

「なぁ、イヌ」

バニーがふと思い出したように言う。

「お前のゲヒュールの能力って、結局なんなんだ?」

「ん?」

イヌは少しだけ考える。

「あー……確かに、あんまり使ってないですね」

「そうそう。基本、殴ってるだけだろ」

「基本は身体能力の底上げです」

あっさり答える。

「インスティンクトと重なるんで、二重でバフかかります」

「……それだけで大分おかしいけどな」

「耐久も上がりますよ」

「だからトイシェンの攻撃受けても死ななかったですし」

「なるほどな」

バニーが頷く。

「他には?」

「一応、もう一個ありますけど」

「なんだ?」

「降伏させた相手に命令できます」

一瞬。

空気が止まる。

「……は?」

「どうしました?」

「いやいやいや」

バニーが顔をしかめる。

「それ、私の強制履行の上位互換じゃねぇか」

「まぁ、近いですね」

さらっと返す。

「なんで使わねぇんだよ」

「え?」

イヌは本気で不思議そうな顔をする。

「だって、面倒じゃないですか」

「は?」

「わざわざ殺さずに降伏させるの」

「その時点で手間ですし」

淡々と続ける。

「仮に隷属させても、戦闘に参加させたら邪魔ですし」

「僕の方が強いですし」

「……あー、うん」

バニーは目を逸らす。

「お前っぽいわ」

「ですよね」

満足げに頷く。

「宝の持ち腐れなんですよね、これ」

「いや持ち腐れってレベルじゃねぇだろ」

少しだけ間。

「人に使うとかは?」

「必要あります?」

即答。

「僕、普通に人気ありますし」

「……」

バニーは一瞬だけ黙る。

(突っ込みたい……けど)

(悪用しないなら、まぁいいか……)

小さくため息をつく。

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