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ゲヒュール2  作者: ルイ
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お前そんなんでどうやって付き合ってたん?

バニーがふと思い出したように口を開く。

「そういえばさ、イヌ」

「なんですか、ご主人様」

「お前の……その、恋人ってさ」

少しだけ言い淀む。

「どのくらい付き合ってたんだ?」

「五年ですね」

「……あー、いや」

軽く手を振る。

「別にシリアスにしたいわけじゃねぇんだけどさ」

「なんです?」

「どういう関係だったんだよ。お前と」

「普通ですよ?」

「お前の“普通”が信用できねぇんだよ」

ため息混じりに言う。

「他と違うとこ、なんかねぇのか」

「あ、ありますあります」

「おう、言ってみろ」

イヌは少し考えてから、軽く笑う。

「デート、一時間遅刻しても怒らないんですよ」

「むしろ、何故か向こうが後から来るんですよね」

「……は?」

「あと、パチンコ行きたくて“仕事”って嘘ついてドタキャンしても」

「全然怒らないですし」

「……」

「なんなら、そのまま友達呼んで遊んでるんですよね」

「“気にしないで”って」

「……」

「記念日忘れても怒らないですし」

「都合悪くなったとき黒崎のせいにしても、“そっか”って」

「……」

バニーの目がじわっと細くなる。

「で?」

低く促す。

「なんか」

イヌは首を傾げる。

「僕が悪いことすると、ちょっと嬉しそうなんですよね」

「撫でてくれますし」

「……」

沈黙。

数秒。

「……あー」

バニーがぽつりと呟く。

「理解したわ」

「何をです?」

バニーは真顔のまま言う。

「お前がゴミすぎる理由」

「……ん?」

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