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なんでそんなにクズなん?
イヌが電話を切る。
「うん、分かったー。ありがとね」
「……今の、親だよな」
横で聞いていたバニーが確認する。
「そうですよ」
「……めちゃくちゃ優しくねぇか?」
「はい。自慢の両親です」
「……」
一拍。
「お前ん家、親戚に詐欺師とかヤバい奴いない?」
「うーん……いや?いませんね」
少し考えて、
「一番捻くれてるのは黒崎かなぁ」
「いや、お前だよ!!」
「え?」
「いや……親もそうなのかと思ったし、違うなら親戚にいるのかと思ったんだけど」
「なんですか急に」
バニーはため息をつく。
「お前さ、普通にクズじゃん」
「酷くないですか?」
「いや、なんでそんなクズなの?」
「なんか今日、積極的ですね」
「トイシェン倒した辺りからさ」
少し睨む。
「お前の化けの皮剥がれてんだよ」
「え?そんなに僕クズですか?」
軽く笑う。
「愛されキャラですよ、僕」
「そういう所!!」
即ツッコミ。
「え?突然変異体?」
「は?」
「ゲヒュールに好かれる人間のことですよね」
「違ぇよ」
間髪入れずに言う。
「テメェはクズの突然変異体だよ」
「酷いですよご主人様」
「日頃の行い見直せや」
「どこをですか?」
イヌは首を傾げる。
「完璧で天才な僕の、どこを?」
一拍。
「まずはそこだよ!!」
「え?」




