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ゲヒュール性格診断
イヌが唐突に口を開く。
「ご主人様、契約したゲヒュール出してみてくださいよ」
「なんだ急に」
バニーは怪訝な顔をしながらも、手をかざす。
「ほらよ」
影が揺れ、姿を現す。
「……ゾウ?」
「ん?なんか悪いのか?」
「いや、意外だなって」
「何がだよ」
イヌは軽く肩をすくめる。
「契約者のゲヒュールって、その動物である程度性格分かるんですよ」
「へぇ。で、ゾウだと?」
「母性の塊ですね」
「チッ……」
バニーは舌打ちする。
「てっきりライオンとか言われると思ったわ」
「そっちのイメージもありますけどね」
「で?」
バニーが顎でイヌを指す。
「お前は何なんだよ」
「僕ですか?」
イヌは少しだけ間を置く。
「イヌの毛が生えたカッコウですね」
「なんだそれ」
「キメラかよ」
「まぁ……そんな感じです」
「で、性格は?」
「……」
一瞬だけ間が落ちる。
「忠誠心と甘えん坊が少し」
さらに一拍。
「基本、クズです」
「まんまお前じゃねぇか」
「失礼ですね」




