表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲヒュール2  作者: ルイ
42/214

イヌの好きな台

隣の台で玉の音が鳴る中、バニーがちらりと横を見る。

「お前、ほんと毎回その台だな」

「楽しいですよ、ご主人様!」

イヌは画面から目を離さない。

「ふーん……負けてるとこしか見たことねぇけど」

「いや、当たりますって」

その瞬間。

画面が派手に光る。

「キタキタキタキタ!!」

「それ好きだよな、その確定演出」

「当たり確定なんで!」

「でもなぁ……」

バニーは腕を組む。

「当たってからが地獄なんだろ」

「こいこいこい!!」

イヌが前のめりになる。

――沈黙。

「……」

顔が固まる。

「ほらな」

「25%引いて、さらに50%通さないと続かないんですよ……」

「その時点でやばいだろ」

「……」

「台変えろよ」

「いや、次は来ます」

イヌは即答する。

「今まで外した分があるんで」

「それ昨日も聞いたな」

――二時間後。

イヌは無言で台を見つめている。

「……」

「今日はどうだ」

「……察して下さい」

バニーは軽く息を吐く。

「私は二万“しか”勝てなかったな」

「……」

イヌは視線を逸らす。

「明日、取り返します」

「それも昨日聞いた」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ