表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲヒュール2  作者: ルイ
41/263

イヌの異常性

黒崎が額を押さえる。

「……無理だ。これが限界」

「すげぇじゃん」

イヌが軽く言う。

「インスティンクト使えるだけでも大したもんだろ」

黒崎は少しだけ間を置く。

「一秒……だけどな」

「……」

イヌは口元を押さえる。

「おい、笑うな」

「いや、笑ってねぇって」

わずかに肩が揺れる。

「で、お前どんくらい持つんだよ」

「んー……」

イヌは適当に考える。

「ここ二週間ずっとインスティンクト状態だからな」

「どれくらい持つか分かんねぇ」

「化け物がよぉ」

黒崎が吐き捨てる。

「でも早いじゃん」

イヌは続ける。

「一秒でも一ヶ月でそこまで行けるの、普通にすごいぞ」

「……お前は?」

黒崎が睨む。

「どんくらいで使えるようになった」

「俺?」

イヌはあっさり言う。

「契約して一週間」

「は?」

「戦闘で普通に使えるレベルにはなってた」

「……化け物がよぉ」

黒崎はため息をつく。

「まぁ」

イヌは肩をすくめる。

「俺、天才だし。だいたい何でも出来る」

軽く笑う。

「あーあ、敗北ってやつ知ってみてぇな」

間。

黒崎がぼそっと言う。

「昨日、パチンコいくら負けた」

「……」

イヌの動きが止まる。

「……五万」

「“しか”じゃねぇだろ」

「五万“も”な」

「……」

イヌは視線を逸らす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ