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ゲヒュール2  作者: ルイ
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敵の弱点

――電話

「黒崎。トイシェン、ヴェーラーレベルの化け物だったぞ」

「マジかよ」

「マジ。まぁ、特殊能力寄りだから攻撃力はそこまで高くない」

「能力は?」

「嘘を現実にする。看破すれば弱体化するが――無理やり押し通すこともできる」

「あー……なるほどな。勝てそう?」

「無理」

「即答かよ。じゃあどうすんだ」

「手伝えよ。ヴェーラー倒した英雄さん」

「そういう時だけ持ち上げるな」

「……うーん、どうするか」

少し間。

「普通に考えてさ。あのままやってたら、向こうが勝ってたと思うんだよな」

「なのに逃げた、と」

「そう。そこが引っかかる」

「ゲームで負けた影響か?」

「多分それもある。あいつ、ゲーム成立させるために不可侵強制する能力持ってるし」

「あぁ……なるほど」

黒崎が少し考える。

「……なら逆に、なんでそのまま襲わなかった?」

「制約じゃねぇか?」

「は?」

「その能力、“使わないといけない”タイプなんじゃねぇの」

「……それだわ」

短く息を吐く。

「てかさ、フクス貸してくんね?」

「は?」

「フクス様なら勝てるだろ」

「別にいいけど……その感じだと尻尾出さねぇぞ。フクス出したら」

「はい詰みー」

「まぁいい、情報は共有しとく」

「頼むわ」

――通話が切れる

「お待たせしました、ご主人様」

「イヌ……ごめん」

少し視線を落とす。

「そもそも、ゲーム断ってればよかった」

「いえ」

軽く首を振る。

「情報は取れましたし」

「……うん」

間。

「はい」

バニーがイヌを抱き寄せる。

「え、嬉しいですご主人様」

「……復讐なんて、やめた方がいいのかもな」

沈黙。

「……多分、もう手遅れです」

「なんで」

「目、付けられてます」

静かに言う。

「どっちかが死ぬまで、終わらないです」

「……」

「元気出してください」

少しだけ柔らかくなる声。

「僕がついてますから」

「……ありがとう」

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