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ゲヒュール2  作者: ルイ
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人質尋問《ダブルダウト》

人質尋問ダブルダウト

互いにトランプを一枚引く。

数字は相手には見えない。

盤上には、二つの駒が置かれる。

一つは「真実」。

一つは「虚偽」。

どちらがどちらかは分からない。

ただし――

それぞれの駒は、常に同じ性質で答える。

ゲームはターン制。

プレイヤーは毎ターン、どちらか一つの駒を選び、

相手のカードについて質問を行う。

質問は「はい/いいえ」で答えられるものに限る。

駒は必ず答える。

だが、それが真実か嘘かは分からない。

これを繰り返し――

最終的に一度だけ、

相手のカードの数字を宣言できる。

当てれば勝ち。

外せば敗北。

「ご主人様……」

「分かってる」

視線は盤面から動かない。

「馬鹿を寄越すほど、トイシェンは甘くねぇ」

(二つの駒)

(どっちが真実かは分からない)

(なら――切り分けるしかない)

「……右だ」

指先で軽く示す。

「質問する」

一拍。

「その数字は――偶数か?」

数分後。

「そろそろ情報も揃ったな」

「二手でチェックメイトだ」

「は??」

「右の駒に質問する」

一拍。

「左の駒に“その数字は素数か”と聞いたら――YESと答えるか?」

「……」

「ルールに、質問内容の制限は無いよな?」

「……YESだ」

小さく息を吐く。

相手も同じ質問をなぞる。

「今更、遅ぇよ」

「次で終わりだ」

相手の表情が歪む。

「左に聞く」

一拍。

「その数字は――素数か?」

「……YESだ」

「確定」

迷いなく言い切る。

「左は真実、右は嘘」

一瞬の間。

「今までの情報から――」

視線を上げる。

「テメェのカードはキング……13だ」

「正解だ」

「勝ちましたね、ご主人様!!」

「質問に答えろ。テメェが怯えてる奴の事について」

「あ……あぁ……」

「カチッ」

「ご主人様!!」

イヌが即座に割り込み、バニーを押し倒す。

爆発。

「イヌ!!大丈夫か!」

「大丈夫です。予想外でした」

「クソッ……」

「遊ばれてますね……」

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