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ゲヒュール2  作者: ルイ
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何処が好き?

「ねぇ、――」

イヌが何気なく声をかける。

「なぁに。あ、ちゃんと“ご主人様”でしょ?」

「はーい、ご主人様。」

少しだけ間。

「ご主人様はさ、僕のどこが好きなの?」

恋人はくすっと笑う。

「どこだと思う?」

「顔の良さと誠実さかなー。」

得意げな顔。

「ふふっ、違いまーす。」

「えー、なんでぇ。」

少しだけ拗ねた声。

「じゃあさ、ワンコ君は?」

恋人が軽く覗き込む。

「私のどこが好き?」

「全部好き」

即答。

間も迷いもない。

「……嬉しいこと言うなー。」

少しだけ目を細める。

「で、ご主人様は?」

イヌが覗き返す。

恋人は少しだけ考える素振りをしてから、

ゆっくりと手を伸ばす。

頭を撫でる。

「えへへ」

自然と顔が緩む。

そのまま、イヌは体を預けるように抱きついた。

恋人は何も言わない。

ただ、もう一度だけ優しく撫でる。

「……まぁ、そういうことかな」

「ん?」

イヌは首を傾げる。

でも、その意味は分からないまま。

ただ、撫でられているのが心地よくて、

それ以上は何も考えなかった。

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