第六十九話:ハジメ、“ページをめくる手”で女の声を落として♡
第六十九話:ハジメ、“ページをめくる手”で女の声を落として♡
──♡──
その女──真希さんは、隣に住んでいる。
静かな本屋。新刊コーナーで立ち止まり、指先でページをめくった瞬間──
「どれにしようかな……」と漏れた声が、女の甘い呟きに変わっていた。
紙を扱う仕草も、無骨さではなく、細く艶やかな女の手にしか見えなかった。
──♡──
「……い、今の……俺の声と手……?」
ハジメ(仮名・31)。出版社勤務、活字に慣れた堅物。
けれど最近は──
「本の触り方、女の子みたいに優しいですね」と言われることが増えていた。
──♡──
【本棚】
・棚板に「“掴まず、撫でるように♡”」の付箋
・並んだ本の背表紙に、甘い吐息を受けた湿り跡
・立ち読みの姿勢が、女の腰つきになっていた
「……俺……ただ手に取っただけなのに……」
──♡──
【レジ前】
・袋詰めの横に「“お買い上げは、囁くと女♡”」のメモ
・ポイントカードに残る、細指でなぞった跡
・「お願いします」と声をかけた瞬間、女の吐息が混じった
「……声まで……落ちてる……」
──♡──
【下着】
・ワイン色のレースブラとショーツのセット
・ページをめくるたびに、女声に共鳴する仕様
・タグには「PageLace──“一枚ごとに女が漏れる♡”」の刺繍
「……これ着けると……ただ本をめくるだけで……女に……」
──♡──
そこに現れる、隣の女──真希さん。
この日の真希さんは、眼鏡にタートルネック。
ページをめくる仕草が、男の心をほどくほど艶やかだった。
「ふふ……男の読書って、本来は乱雑なものよ♡」
「ち、違う……俺は、普通に本を読んでただけで……」
「でも──さっき“どれにしよう”って声、完全に彼女の呟きだったわ♡」
「やめろ……そんなこと……」
「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「ページをめくるたび、女に沈んでいきなさい……♡」
──♡──
【黒服さん突入】
パタンッ!
開かれた書籍を手に黒服三名が突入!
黒服1「ページ送り動作、女仕草率92%!」
黒服2「声帯波形、吐息混入95%!」
黒服3「確認──本屋ログ保存完了!」
ハジメ「やめろ……っ! 俺は……ただ読んでただけで……!」
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【個体データ】
識別コード:No.050(ハジメ)
指先変換率:女性型域に到達
ページめくり女型率:91%(日常動作)
装着済み:PageLaceブラ&ショーツセット
備考:「……“次の一冊”って声が……女みたいに響いた……」本人つぶやきあり
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【数日後】
ハジメは、本を手にするたび怯えていた。
めくるたび、吐息が甘く漏れてしまう。
「これ面白いよ」と言うだけで、声が女の響きになっていた。
同僚に「読書会での声、優しいですね」と言われ、返せなかった。
無理に低く話しても、紙の擦れる音に混じって女声が溢れた。
気づけば本の余白に、自分でも知らない女の書き込みが残っていた。
──読書は、“知識を得るもの”ではなく、女を晒す儀式”に変わっていた。
──♡──
真希さんは、本を閉じてハジメの耳元に囁いた。
「ね……その“どれにしよう”、もう男には戻れないわ♡」
「次は……朗読で、女を漏らしてごらんなさい♡」
──♡──
真希さんの手帳には、流れる筆跡でこう記されていた。
“No.051:ユウジ(仮)──笑い声、完全に“彼女”だった♡”
完──“今日もまた女にしておしまい♡”
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「ふふ……その“ページをめくる声”、もう女の呟きだったわ♡」
アルファポリスの方で、増量版も、やってますので、良かっら見に来てくださいね。




