表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『隣の真希さんに、今日もまた女にされました♡』  作者: 一条陽菜子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/69

第六十六話:リョウ、“カップの仕草”で女の声を落として♡

第六十六話:リョウ、“カップの仕草”で女の声を落として♡


──♡──

その女──真希さんは、隣に住んでいる。


昼下がりの喫茶店。カップを口元に運んで「いただきます」と小さく呟いた。

その声が、思いのほか柔らかく、吐息を含んで甘えた響きになっていた。

飲み下す仕草すら、男ではなく女の優雅な所作にしか見えなかった。


──♡──

「……い、今の……俺の声と動き……?」


リョウ(仮名・28)。営業職、普段は乱暴にコーヒーを飲み干すタイプ。

けれど最近は──

「飲み方、女の子みたいに丁寧ですね」と笑われることが増えていた。


──♡──

【喫茶店】


・テーブルに「“カップは持ち上げず、撫でるように♡”」のメモ

・スプーンの先に、吐息が絡んだ跡のくもり

・紙ナプキンに残るのは、荒さではなく細い指のたたみ跡


「……俺……ただ飲んだだけのはずが……」


──♡──

【レジ前】


・トレー横に「“お会計は、囁くと女♡”」と書き込み

・お釣りを受け取った手が、無意識にすくうような女の形

・「ありがとうございます」と返した声に、息が混ざって落ちていた


「……声まで……甘くなって……?」


──♡──

【下着】


・アイボリー色のシルクブラとショーツのセット

・カップを持ち上げる仕草と連動して響きを女声に変える仕様

・タグには「CafeLace──“飲むたび女が漏れる♡”」の刺繍


「……これ着けてると……ただ飲むだけで……女に……」


──♡──

そこに現れる、隣の女──真希さん。


この日の真希さんは、薄いベージュのブラウスに、パールのイヤリング。

カップを指先で軽く回す仕草が、艶やかすぎて目を逸らせないほどだった。


「ふふ……男の飲み方って、本来は豪快なものよ♡」

「ち、違う……俺は、普通に飲んだだけで……」

「でも──さっき“いただきます”って言った声、完全に彼女の甘え声だったわ♡」

「やめろ……そんなこと……」


「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」

「カップを持つたび、女を零してごらんなさい……♡」


──♡──

【黒服さん突入】


カランッ!

解析用マグを手にした黒服三名が突入!


黒服1「カップ持ち動作、女性型率93%!」

黒服2「発声、吐息混入率90%突破!」

黒服3「確認──ラテログ保存完了! これはもう“彼女モード”だな!」


リョウ「や、やめろっ……! 俺は……ただコーヒーを飲んだだけで……!」


──♡──

【個体データ】


識別コード:No.044(リョウ)

仕草変換率:女性型域に到達

飲用発話甘声率:85%(日常動作)

装着済み:CafeLaceブラ&ショーツセット

備考:「……“ごちそうさま”って言ったら……完全に女の声に……」本人つぶやきあり


──♡──

【数日後】


リョウは、カップを手にするたび怯えていた。

口をつける前に、仕草が女めいてしまう。

「ありがとう」と返事するだけで、吐息が甘く混ざっていた。

同僚に「声、やさしいね」と言われ、否定できなかった。

無理に乱暴に飲もうとしても、仕草の端々から女の指先が滲み出てしまった。

ふと気づくと、飲み終えたカップの縁に、女の唇跡が確かに残っていた。

──カップは、“飲むための器”ではなく、女を映す鏡”に変わっていた。


──♡──

真希さんは、リョウのカップを奪い取り、唇の跡を重ねながら囁いた。


「ね……その飲み方、もう男じゃないわ♡」

「次は……ストローで、甘え声を漏らしてごらんなさい♡」


──♡──

真希さんの手帳には、流れる筆跡でこう記されていた。


“No.045:シン(仮)──まなざし、完全に“彼女”だった♡”


完──“今日もまた女にしておしまい♡”


──♡──

♡評価・ブクマ・感想、お待ちしてます♡

「ふふ……その“いただきます”、もう女の声だったわ♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ