第二十話:ハルキ、黒板の前で、まつげが揺れる♡
第二十話:ハルキ、黒板の前で、まつげが揺れる♡
──♡──
その女──真希さんは、隣に住んでいる。
朝の職員室。英語科の教科書と並んでいたのは、淡いピンクのペン型コスメだった。
キャップを開けると、まつげ専用の美容液。ボディには小さく“Lash Enchant♡”の刻印。
──黒板の前に立ったとき、生徒の視線が“まぶた”に集まっていたのは、たぶんそのせい。
──♡──
「……は? 俺、こんなの……使った覚えなんて……?」
ハルキ(仮名・29)。都内の高校で教える英語教師。
生徒思いで、授業は丁寧と好評。けれど──
最近、女子の間ではささやかれはじめている。“先生、なんか……かわいくなってない?”
まつげの自然なカールも、潤んで見える目元も、本人だけが気づいていなかった。
──♡──
【デスク周辺・文房具棚】
・マーカーペンに紛れて並んでいた、黒・茶・ピンクのマスカラ
・教卓の引き出しに入った、“Sweet Eye Zone♡”の刺繍入りポーチ
・ノートの端に貼られていた付箋──「明日は涙袋に明るめのシャドウを♡」
「……誰だよこれ……いたずら……? いや……オレ、昨日これ、塗ってた……?」
──♡──
【教員ロッカー・私物トレー】
・ジャケットの内ポケットに仕込まれていた“涙袋パウダー”
・メガネ拭きに紛れて差し込まれた、極細のアイシャドウブラシ
・教材プリントの裏面に書かれた走り書き──「まつげは“気づかれたら負け”よ♡」
「や、やばい……教室で俺、なにやってたんだ……!」
──♡──
【下着】
・アイボリーのレースブラ。肌なじみがよく、シャツ越しには目立たない
・タグには「Lace Class Fit──“魅せない美しさ”を教壇から♡」のメッセージ
・カップが、ごく自然に胸の丸みを整え、呼吸とともにわずかに揺れていた
「……昨日の授業……女子の視線、ぜんぶ、オレの方……向いてた……?」
──♡──
そこに現れる、隣の女──真希さん。
この日の真希さんは、ベージュのセットアップに、知的な細縁メガネ。
ハルキの背後にそっと立ち、くすりと微笑みながら、視線を落とす。
「ふふ……“先生のまつげ”、ずっと見てたの、わたしだけじゃないのよ♡」
「ち、違いますよ、これは……その……生徒が勝手に……!」
「でもね、まばたきのたびに……キラッて、光ってたわ♡」
「……えっ……オレ、まつげに……なんか……塗って……た……?」
「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「──どうぞ♡」
──♡──
【黒服さん突入】
バァァァン!!
図書室のドアが開き、黒服3名が分厚い英英辞典を盾に突入!
黒服1「まつげ長さ確認! 平均比+62%、完全フェム傾向です!」
黒服2「ブラ装着済み、シャツ下でナチュラルカーブ維持!」
黒服3「涙袋パウダー塗布痕あり! 女子生徒からの注目率、急上昇中!」
ハルキ「や、やめろぉぉぉ!! オレの命は“板書力”なんだああぁぁ!!」
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【個体データ】
識別コード:No.020(ハルキ)
アイラッシュ成長:1.8mm/週(自然カール定着)
アイライン残留率:58%(メガネ越しでも視覚印象あり)
“教室内まばたき注目”記録:16回/1授業
備考:「“視線が気になる”として黒板への背面率が上昇中」
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【数日後】
朝の鏡の前で、ハルキは目元をそっと整えていた。
職員室では「先生、お肌きれいですね」が挨拶になっていた。
新調したブラは“淡色シャツでも響かない”のが決め手。
胸のふくらみは、“生徒に気づかれないギリギリ”を探る日々。
──いつしか彼は、“目で教える”ことに慣れてしまっていた。
──♡──
真希さんは、チョークの粉をふわりと払って、くすっと笑う。
「ねえ……“まつげで授業”する先生って、すごくセクシー♡」
「次はね、“英語しか話せない女子校のブラ”、用意しておくわ♡」
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真希さんの手帳には、やわらかな筆致でこう綴られていた。
“No.021:ヒナタ(仮)──カーディガンの袖、指先まで隠してた♡”
完──“今日もまた女にしておしまい♡”
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「うふふ……黒板の前でも、“女の子のまばたき”って目立っちゃうのよ♡」




