第十九話:ユウ、ユニフォームの中で揺れる午後♡
第十九話:ユウ、ユニフォームの中で揺れる午後♡
──♡──
その女──真希さんは、隣に住んでいる。
ロッカールームの片隅に、やわらかくたたまれたインナーシャツが置かれていた。
吸湿速乾のタグ。けれど、生地の薄さとフィット感が、明らかに“男もの”ではなかった。
──その繊維が、胸のラインを拾うなんて、誰も教えてくれなかった。
──♡──
「……え、これ、着てたの……俺……?」
ユウ(仮名・25)。プロ野球チーム所属の外野手。
試合と移動で慌ただしい日々のなか、たまたま帰省した実家のクローゼットに、それは忍ばせてあった。
「チーム支給のインナーと間違えたのかな」と思いながら試着したとき、
──胸元が、ふっくらと“揺れた”のを感じた。
──♡──
【洗面所・ユニフォーム棚】
・ユニフォームと一緒に置かれた、ライトピンクのスポーツブラ
・隣には「揺れ防止! フィット感で魅せる♡」のPOPカード
・洗面台の端には、やわらかく香るフローラル系柔軟剤
「ちょっ……なにこれ、誰のだよ……いや、ていうか、俺が着て……た……?」
──♡──
【バットケース・靴箱】
・バットケースの隅に入っていた、レディース用のリストバンド
・靴箱に収まっていたスパイクのインソールが“ヒール入り”に差し替えられていた
・その高さが、“歩き方”まで変えてしまっていた
「マジでふざけんなよ……俺、どうやってプレーしてたんだよ……!」
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【下着】
・胸にフィットした、ライトピンクのスポブラ
・タグには「Soft Bounce Fit──スイングに合わせて、揺れて魅せる♡」
・インナーシャツの下、ふんわりとした膨らみが“当たり前”になっていた
「……打席に立ったとき……ピッチャーの視線、ここに来てた気がする……」
──♡──
そこに現れる、隣の女──真希さん。
この日の真希さんは、ホワイト×レッドのベースボールシャツに、ショートパンツ。
キャップを指で軽く押さえながら、ロッカーの扉に寄りかかっていた。
「ねえ……“胸を張って立つ”って、女の子の特権なのよ♡」
「っ……やめてください、これは……ユニフォームのせいで──」
「でもね、“ユニフォームが胸に沿ってる”って、もう“そういう身体”ってことなの♡」
「いや……そんな……おかしい、俺、そんなつもりじゃ……っ」
「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「──どうぞ♡」
──♡──
【黒服さん突入】
バァァァン!!
ベンチ裏の扉が蹴破られ、黒服3名がプロテクターを装着して突入!
黒服1「胸囲計測完了! 過去記録比+6.2cm、明確な膨張!」
黒服2「打席での前屈角度、胸を意識しての動きに変化あり!」
黒服3「スポブラ内部から発汗+香料反応! “魅せるプレイヤー”化完了!」
ユウ「や、やめろぉぉ!! 野球がしたいだけなんだぁぁぁああ!!」
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【個体データ】
識別コード:No.019(ユウ)
胸部揺れ指数(試合中):0.84(平均1.3揺/スイング)
スポブラ装着継続時間:連続72時間(洗濯含む)
“胸元を気にする仕草”:球場内4回、鏡前7回
備考:「スイング時に揺れを感じて、逆に集中できた」記録あり
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【数日後】
ユウは、軽く前かがみになってバッティングフォームを整えていた。
胸元の揺れを抑えるように、自然と両腕が胸をかばう形になる。
それでも打球は伸びた。むしろ、胸に意識がいくことで、フォームが“綺麗になった”。
女の先輩トレーナーに「すっごい似合ってるね、その形」と言われたとき、
──何も言い返せなかった。心が、少し、揺れた。
──♡──
真希さんは、ユウのキャップをそっと後ろ向きにかぶせた。
「ふふ……“胸のあるスイング”って、綺麗だったわ♡」
「次はね、ホームランを打つたびに、胸が揺れるジャージ。用意しておくわね♡」
──♡──
真希さんの手帳には、落書きのようにこう記されていた。
“No.020:ケイジ(仮)──ひじの角度、もう完全に“女投げ”だった♡”
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完──“今日もまた女にしておしまい♡”
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「うふふ……ユニフォームの下が、いちばん可愛いなんて……知らなかったでしょ?」




