第十八話:タケル、ベースの上でふくらむライン♡
第十八話:タケル、ベースの上でふくらむライン♡
──♡──
その女──真希さんは、隣に住んでいる。
朝、目を覚ますと、ロッカーの前に“見慣れないズボン”が置かれていた。
ユニフォームとよく似ている。でも、生地は薄手でピタリと脚に沿い、太ももから尻にかけて、妙に女っぽいカーブが浮いていた。
──股下のタグには、“神宮タケル”の刺繍。白糸で、きちんと縫い付けられていた。
──♡──
「……な、なんだよこれ……俺のユニフォーム、いつからこんな形に……?」
神宮タケル(仮名・27)──プロ野球チームの内野手。
走塁のキレと筋肉質な脚線が武器。
だが──昨日の試合。ベースを踏んだ瞬間、スタンドから「お尻、きれい」と複数の声が飛んだ。
その残響が、耳の奥でいつまでも、やまなかった。
──♡──
【ロッカー・ベンチ裏】
・ベルト横に挟まれていた“美尻パンツ特集”のチラシ
・ベンチに置かれた『**ヒップで勝つフォームづくり』の冊子
・その裏には、マジックで「今日のライン、きれいに決めてね♡」の書き込み
「……誰だよこれ……いや、待て……昨日もこのズボン、履いてたかも……?」
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【トレーナー室・シャワールーム】
・個別支給の「**ヒップフォーム保持ガードル(男性用)」──なぜかピンクのタグ付き
・腰部分だけ異様に吸い付く仕様。背筋がピンと伸びる感覚が、クセになる
・シャワー後、無意識のうちに、それを履いていた
「くそ……動きやすいけど……これ、明らかに女の構造じゃねえか……」
──♡──
【下着】
・ヒップライン補正ショーツ(ブラック)、ピタリと張りつく仕様
・裏地には、“Body Line Up: Curve Model”のロゴ入り
・太腿のつけ根までぴったり馴染んでいて、脱げなかった
「な、なんで……履いたまま、動けてるんだよ……っ」
──♡──
そこに現れる、隣の女──真希さん。
この日の真希さんは、ピンクのポロシャツに、白のタイトミニスカート。
グラウンドの柵越しに、静かにタケルの走りを見つめていた。
「ふふ……今日のヒップライン、すっごく綺麗だったわよ♡」
「や、やめろよ……あれはトレーナーが勝手に……!」
「でもあなた、ベース踏むたびに、お尻ふってたわ♡」
「ち、違うっ……! 俺は普通に、走ってただけで……っ!!」
「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「──どうぞ♡」
──♡──
【黒服さん突入】
バァァァン!!
バックスクリーン裏から黒服3名、全員スライディングで突入!
黒服1「臀部ライン解析完了!女性型カーブに完全一致!」
黒服2「**フォーム記録分析、腰の回旋角15%増!**フェム歩行と断定!」
黒服3「走塁中、尻ふり挙動9件確認!“自覚的フェム走行”の可能性高!」
タケル「やめろおおっ!!俺は……俺はベース踏んだだけだろ!!」
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【個体データ】
識別コード:No.018(タケル)
ヒップライン弧長率:+3.7cm(女型カーブ)
補正ショーツ着用:4日連続・未報告
観客の“お尻注目”カメラ:計9回
備考:「スライディング時、太腿が妙に揺れていた」との複数証言あり
──♡──
【数日後】
タケルは、一塁へ向かって軽やかに走っていた。
かつての直線的な走塁は、もうない。今のフォームは、腰から始まる滑らかな曲線。
踏み込むたび、ユニフォームの尻がふわっと弧を描いた。
自分の“動き”に合わせて、尻が揺れる。その感覚が、なぜか心地よかった。
ピッチング練習中も、ストレッチ中も──気づけば、お尻の位置を意識していた。
──♡──
真希さんは、タケルのユニフォームの腰をそっと撫でながら、耳元でささやく。
「ね……ベースの上でも、“ちゃんと女のライン”だったわよ♡」
「次はね……レギンス仕様のユニフォーム、選んでおいたの♡」
──♡──
真希さんのスコアノートの余白には、こう記されていた。
「No.019:シンゴ(仮)──太腿のスライド、女の子みたいだった♡」
完──**“今日もまた女にしておしまい♡”**
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「ふふ……次の盗塁も、ちゃんと“お尻で”決めてね♡」




