第十一話:カズキ、くびれの予感とパンティライン♡
第十一話:カズキ、くびれの予感とパンティライン♡
──♡──
その女──真希さんは、隣に住んでいる。
午後のリビング。ソファに腰かけた瞬間、ズボンの中から“違和感”が滑り出た。
伸縮性のある布が、ぺたんと床に落ちる。淡いピンクの三角形──
まさかと思って手に取れば、それは“Tバックショーツ”だった。
──♡──
「うわ、わっ……ちょ、ちょっと待って!? これ……俺の……!?」
カズキ(仮名・23)。SE一年目、週5在宅勤務。
基本的に誰とも会わないから、下着も適当。トランクス一択だったはずなのに。
けれど今──自分の服の中から出てきたのは、“女物のTバック”だった。
しかも、履いていた感触があまりにも自然すぎて──混乱すら起きない。
(いや、待って……なんか、ちょっと……食い込み、クセになってた……)
──♡──
【ソファ・テーブルまわり】
・クッションの隙間に落ちていたピンクのレースショーツ
・「くびれメイク入門」特集の雑誌が開きっぱなし
・その上には“Tバック専用スタイルキープジェル”の試供品
「なんでジェルまであるんだよ……誰が塗ったんだよ……俺かよ……」
──♡──
【冷蔵庫・洗濯カゴ】
・冷蔵庫に貼られたメモ「Tバックは“見えないこと”が色っぽい♡」
・洗濯カゴには、シャツと一緒に“きれいに畳まれた”Tバック
・腰のあたりにだけ、ほんのり体温が残っていた
「なにこれ、俺そんな几帳面キャラじゃなかったろ……?」
──♡──
【下着】
・ピンクのシームレスTバック。レースは極細、ラインはゼロ
・タグには「SoftShaper:動くたび、腰がくびれる」
・腰骨にそっとフィットしてくる感触が、なぜか安心する
「ちがう、これは……履いてただけ。なんか……気づいたら、ってやつで……」
──♡──
そこに現れる、隣の女──真希さん。
この日の真希さんは、アイボリーのフレンチニットに、ハイウエストのサテンパンツ。
片手でカズキの腰に手を添え、もう片方の手で、Tシャツの裾をふわりとめくった。
「ふふ……“くびれ”ってね、自分じゃ気づかないうちにできてるものなの♡」
「やっ、やめっ、見んなって! いや見せてるわけじゃないから!!」
「ねえ、でも……今日のパンツ、Tバックしか選んでなかったわよね?」
「うわっ、それはっ、勝手に体が……じゃなくて、その、違っ……!」
「さあ、“男の終わり”の時間よ♡」
「──どうぞ♡」
──♡──
【黒服さん突入】
バァァァン!!
ベランダの窓が開き、黒服3名が風を切って突入。
黒服1「Tバック装着完了確認!くい込み自然!異物感なし!」
黒服2「くびれ形成済!腰回転角度、女子平均超えてますッ!」
黒服3「すでに“パンティラインを隠すための動き”が出てますね、コレはッ!」
カズキ「ちょっ、やめろってばっ!! 俺はまだ“履き間違えた”だけなんだぁ!!」
──♡──
【個体データ】
識別コード:No.012(カズキ)
Tバック着用時間:平均6時間(週5)
くびれ出現率:右>左(骨盤傾き補正あり)
下着畳み込み回数:4回(丁寧すぎる)
備考:「トランクスのラインが気になる」と発言した記録あり
──♡──
【数日後】
カズキは、ピタッとした薄手のシャツにハイウエストパンツを合わせていた。
鏡の前で腰を少しひねって、Tバックのラインを“ちゃんと消す”。
コンビニでしゃがんだとき、背中が見えそうになり、反射的に裾を引いた。
その仕草が妙に“女の子っぽい”と気づいた瞬間、少し笑ってしまった。
もう、普通のパンツに戻れる気がしなかった。
──♡──
真希さんは、指先でそっとカズキの腰を撫でた。
「ね……可愛くなったわね、その腰♡」
「ふふ、“次”は、お尻の丸みにあわせて選びましょうか?」
──♡──
真希さんの手帳には、さらりとした文字でこう記されていた。
“No.013:ソウタ(仮)──脚の閉じ方、すでに合格圏”
完──“今日もまた女にしておしまい♡”
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「うふふ……もう、“女のパンツ”しか履けない体になっちゃったのね♡」




