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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

意味不明な通話履歴

作者: V't

ここ最近、若者の中で流行っている遊びがあるという、その遊びは悪魔の通話と言い通話時間を6:66(7:06)秒にするのだ。それをすると、そのかけられた相手は6日で死ぬといういわゆる都市伝説だ。一見全然流行る要素はないのだが、大物youtuberが試したりテレビ番組が取り上げたりなど影響力の強い人が取り上げたというのもある。だが、一つのとある事件が起こりこの悪魔の遊びは人々の心に残り続ける事になった。

2027年の5月頃Xでホラー作家のNuoraoi氏によって拡散されることがあった、いいねは日本3位になり、RTは世界7位とNuoraoi氏はどんどん拡散力を持った。しかし、7月中旬Nuoraoi氏は突然都内のアパートで自◯してしまった。あまりの衝撃的なニュースにXのトレンドに2日間1位に載っていた、そして遺族は記者会見を開き涙ながらに息子が亡くなったと報告した。 だが、私はおかしいと思った。何故だろうあれだけ影響力を持ち彼のホラー小説の映画化も決定したタイミングで自◯するのだろうか。そこで私は、Nuoraoi氏の姉である鳩花あかりさんにDMを送ってみることにした。


[お忙しい中すみません、私はNuoraoiさんの事務所で事務をしていた竹花と言います。突然ですが、Nuoraoiさんの件について会って話せるでしょうか?]


私は鳩花さんにDMを送った後デパートに行っていたので分かりませんでしたが、30分後に鳩花さんからDMが帰ってきていた。


[竹花さんこんにちは、ご連絡頂きありがとうございます、Nuoraoiの件に関してですが両親からこの事は家族意外に話さないでおこうと言われて、私も答えたいのですが答える事ができません、ご期待に添えず申し訳ありません]


きっぱりと断られてしまった。だけど、ここで諦める訳にはいけないと謎の正義感が生まれ明日事務所に行くことにした。

翌日、私は都内の事務所のあるビルに着き事務所のある7階にエレベーターのボタンを押した。

「おはようございます」と、言い私は事務所に入った、するとNuoraoiの担当の光山さんが話しかけてきた。

「久しぶりだね、そういえばNuoraoiが亡くなってからもう半年も立ったんだよ、最近時間が長いと言うか何というか、、」

笑顔で話していた光山さんは険しい顔になった。

そして妙な話をし出した。

「あっ、そうそう、これ見てほしいんだけど」

目の前に眩しい画面が照らされ少し避けてしまった。

「これ、何故かNuoraoiの携帯にあった通話記録」

11:59秒、50:11秒、4:56秒、と同じ連絡先に電話している通話記録があった。

「なんか妙じゃない、しかもNuoが自◯した時間の30分前にラストの電話かけてるんだよ、なんか気味悪くない?偶然だといえど」

確かにそうだけど、最期の電話をしただけだと、あの頃の私は思っていただかこれから2ヶ月ごついに真実を知ってしまう。


「竹花さん、コーヒー飲みに行かない?」

と、光山さんに誘われカフェに行った。


ある程度コーヒーを飲み終わった位に光山さんは話し出した。

「分かる?あのミステリー系の番組ヤラセが発覚して結局スポンサーから契約切られたんだって。まぁ、少し前からあんな事してたからか。」


「あんな事?」


「分からない?結構話題になってたんだけど、あの番組にNuoも出る予定だったのよ。だけど、遅刻はするわ、家族の事聞いてくるわでだから、Nuoは自◯しちゃったのよ。まぁ、そのツケが今回ってきてるけどね」


「Nuoさんの家庭はどんな感じだったんですか?」


「結果しか追い求めない家庭だったらしい、テストで95点以上取れなかったら殴ってた見たいだし。ほら、Nuoの話でおかしい家族みたいな話あったでしょ?あの話は実話」


そこで私のもやもやしていた所が全て繋がってしまった。


「もしかして、家族の中で内緒にしていたのは虐待していたということ、、」


「そういう事、ちなみにあの会見も嘘」


「え?」


「あの会見も編集でカットしてたり記者も用意した役者なの。あっ、そういえば2時から大事な案件のミーティングだった!はい!千円これで払っといて、お釣りはいらないからありがと、コーヒーに付き合ってくれて」


そう言って光山さんはカフェから出て行った。

私はコーヒーを後一杯頼みスマホのメモ帳に書き出した。


通話時間

11:59、50:11、4:56

もしかしてと、電卓を開いた

1159+5011+0456

まさか、、計算の答えは6666だった。


そこで私の嫌な妄想が広がった。

もしかして、Nuoraoiさんは両親とテレビ番組を呪おうとしたのではないかと、ストーリーが出てきた。

「結果を求める両親はテレビ出演を喜んだ。だが、Nuoさんはあまり乗り気では無く、強制的に出させた、そして両親は自分達のことを言って欲しかったからテレビ番組にそう指示をした、そうしてNuoさんは家族の質問をされ戸惑っている自分を世間に発信されたくないだから、テレビ番組に電話をかけただが、「放送は変えられない」と言われ、自己嫌悪に陥りその勢いで自◯してしまったのではないかと」


つまり、これはテレビ番組と両親に対する復讐であると


[緊急ニュース]

大人気ホラー作家Nuoraoiさんの実の母である鳩花雨蘭容疑者と実の父であふ鳩花らお容疑者が傷害罪で2年8ヶ月の懲役と5年3ヶ月の執行猶予が決まりました。


END






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