三年後の浮気2
静かな夜を作者の悲鳴が切り裂きました。
私は、彼女のマシンガントークから身を守るようにコーラにウイスキーを足しました。
「なんか、もう、やるしかないわ(T-T)
夏休みの自由研究の宿題の発表の度に辛い思いと恥をかいたけど、
まさか、この年で、また、こんなめに合うなんて(´Д`)」
作者はノートにペンを突き刺すようにトントンと叩きながら言う。
「まあ、仕方ありませんね。
でも…自由研究の発表会と違って、皆が注目していませんし、廊下に立たされたりしないから、気楽なものではありませんか。」
私は、ウイスキーコークをグッと飲み込んで言う。
「たっ、立たされたりなんてしてないわよっ(///∇///)
一回くらいしか。」
作者は最後の方は声が小さくなり、私はよくわからない笑いが込み上げてくる。
「なに笑ってんのよ(-_-#) 」
「いや、ここは笑うところでしょう?」
ああ、ウイスキーが体を巡り、楽しくなります。
作者は…楽しそうではありませんが…まあ、かわいいから、ヨシとしましょう。
「ふっ。いいわ。好きに笑えば。
どちらにしても、やるしかないんだもん。
『ノストラダムスを知ってるかい?』を動かすわ(T-T)
この…五島勉先生がいない世界で、私は、なろうの恋愛カテゴリーでノストラダムスを叫ぶんだからっ。」
と、スマホから平井堅さんの『瞳をとじて』を再生します。
しかも、さびの部分から。もう、ネタですね。
この曲は、2004年映画『世界の中心で、愛を叫ぶ』のテーマソングとしてリリースされました。
セカチューなんて流行り言葉が生まれたりしたのですが、この歌もまた、懐メロとなってしまったのですね。などと染々とします。
「うふふっ。がんばれ〜」
私が酔いに漂う様を作者は冷ややかに見つめています。
「はいはい、頑張りますよ。
もうね、今やるしかないもんね(T-T)
2章を変えて行くわ。
健二の娘を預かって、彼女とマリンエキスプレス…っぽい昭和のアニメの新作を目指すわ。」
作者は少し恥ずかしそうに呟いてノートに何やら書き始めた。
「マリンエキスプレス…ですか?」
私は、去年からの手塚アニメの拗らせの深さを見せられた気がした。
「うん…と、言っても著作権の問題があるから、なんか違う風な話にするけど、
私は、それを目指してみるつもりだわ。
どうせ、『ラジオ大賞』も短編を書いたって、名古屋には行けないから、続編決定だもん(T-T)
もう、いいよ…
なんか、適当に公募に応募しながら、手塚アニメの原作を目指すよ。
まあ、無理だとは思うけど、高校野球だって、甲子園に行けなくても名作はあるしさ、
マリンエキスプレスのような、夏のスペシャルアニメの原作を目指してなろうで書くのだって青春でしょ?
自分でも、書いていて大丈夫か不安になるけど、
今から始めてゆかないと、2025年の夏のアニメを目指すには遅くなるもの。
ここから主人公が高校に入学して3年の夏に、よくも悪くも物語を完結させられるもの。
そんな感じでやってみるわ。」
作者は難しいかおになる。
「でも、それ、時間の進みが現実と物語が同じにならないと大変ですよ?」
私は、現在、2020年の夏の話のままの『ラジオ大賞』を思い出して作者を見た。
「うん。確かに、不安だけど、年一で、なんか10万文字を公募に出せなきゃ、どうにもなら無いし、地味に書いてみるよ。
確かに、『パラサイト』も、『ラジオ大賞』も考えると不安になるけど、
あれから3年。
『ノストラダムスを知ってるかい?』を完結させるには、これしか思い浮かばないもの(T-T)
でも、そうね…やっぱり、目立たないようにコッソリと改編しながら、まとまった所で更新する方がいいかもね。まあ、頑張るわ。」
作者は困った顔でそう言った。




