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脇役語り  作者: ふりまじん
パラサイト

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76/438

時影、パラサイトを語るセカンドシーズン3

静かな昼下がり。


洗い立てのモスリンのカーテンが揺れる窓辺のテーブルにモンブラン。

私の作者を出迎える準備は整いました。


「こんちには。」

作者が眠そうな顔でやって来ました。

「お疲れですか?コーヒーを入れましょうか?」

私は声をかけた。

それに作者は苦笑で応えた。

「ありがとう。色々、動いて頭がこんがらかるわ(T-T)」

「まあ、コーヒーでもどうぞ。」

私はケーキを切り分け、コーヒーを注ぐ。


容姿はともかく…もう少し、おしゃれにして欲しいのをのぞけば、至福の時間です。


「ありがとう。完結したときは、色々、発狂レベルで恥ずかしかったり、泣きたくなったり大変だったけど、評価が無くても、それなりに今でも読んでくれる人がいるんだよね…。」

作者は軽く溜め息をつく。「ええ。ブックマークも増えましたし、セカンドシーズン、頑張りましょう。」

私は嬉しくなる。パラサイトは、2年を費やした思い出の一作です。素敵なエンデングを迎えたいのです。

「そうね…別枠になって、ついてきてくれるのか…心配だけど、まあ、いいか。

でも…池上は迷惑だろうね…話が始まれば、面倒に巻き込まれるんだもん。」

作者は苦笑する。

「それで、池上さんはどうしてるのですか?」

私の質問に作者は横隔膜で笑った。


「今のところ、派遣で家も同じところを借りてる。北城が彼を定期的に雇ってるから、随分と安定してるわよ。

まあ、北城の依頼って言うのが、我々の短編ストーリーになる訳なんだけどね。」

作者の穏やかな笑顔に続編の夢が広がります。

短編は随分と扱いましたし、ミステリーは大変ですが、少しずつ進めましょう。

「いわゆる『Xファイル』風になるのですね?」

私は90年代の人気ドラマを思い浮かべた。

「あら、この場合『怪奇大作戦』を目指す…じゃないかな?大阪万博のキャラクターもそんな風味だし。」

作者は溜め息をつく。


『怪奇大作戦』は、1968年放送の特撮テレビドラマです。

架空の組織としての『科学捜査研究所』から物語が始まる、1話完結のミステリーホラーでした。

「まあ…基本、オリジナルを書かなければいけませんから、どちらも参考程度に考えた方が無難です。」

私は主題歌の『恐怖の町』を再生した。


この曲は『ザ・ブレッスン・フォー』と言うコーラスグループが担当しました。彼らは、他にも昭和を代表するアニメ、特捜番組の曲を歌っています。


「懐かしいわね…( ̄▽ ̄;)でも、『イブ』には合わないわ…なんか、ザ・ブレッスン・フォーさんの澄んだ歌声に似合うような…正義のヒーローじゃないんだもん。池上はっ。」

作者は苦笑して黙ってしまいました。

「確かに、主題歌を聴くと、物語の作風がグサッと刺さりますね。

そして、記憶のイメージと違うことに気づけていいですね。」

「そうね…。『怪奇大作戦』って、怖くてグロいってイメージばかりだったけど、科学捜査研究所の人達が悪者を取り締まる正義の話なんだよね…。私とは違うわ(´ヘ`;)」

作者は急に赤面して照れる。

「で、貴女の話は、どんなものなのでしょう?」

私の言葉に、作者はしどろもどろとしながらも話始めた。


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