作者、パラサイトを振り替えるシーズンファイナル4
「時影…(T-T)もう、あとすこしで12月だよ〜
私、2ヶ月なにしてなんかね(T-T)
私、終わらないから、話をぶつ切りしたわ…
西条八十の都市伝説で軽くまとめて終章にしようとしたのよ〜
常世虫とか、天然痘の話をはずしたのに…
なんで、増えちゃうんだろう(>_<。)」
作者は泣いています。
「泣かないで。ほら、口を開けてください。冬限定のチョコですよ。」
私は、チョコを取り出しましたが、今日の作者はのってくれません。
重症ですね。
私は思案しました。
本当に、時が経つのは早いものです。
短く整える予定の『パラサイト』は、なかなか終わってくれないようです。
「ありがとう(;_;)
もう…私は、今回は西条八十の都市伝説をいい雰囲気に変えて、謎を残したエンディングで力業で終わらせたかったわ……。
もう…一次選考さえ通れば…それでよかったのよ〜
通らなくても…次があるから、2023年で勝負しする方向で終わりたかった…
なのに、ここでマジで、ダ・ヴィンチとモレーが加わってきちゃったわ(>_<。)」
作者は頭をかきむしります。
もう…この癖、やめさせたいのですが。
「そんなの…仕方ないでしょ?
予定通り、ボッチチェリと八十で話を作っていれば問題なかったのに。」
私は、ブランデー入りのコーヒーを作者に差し出しました。
「仕方ないでしょっ、北城がっ……ダ・ビンチコードとか、語り出すんだもん。
アイツ、ほんと、たまに飛んでもない事言い出すんだから。」
作者はコーヒーを口にして少し顔を緩ませた。
まあ、そうでしょう。今回のブランデーは、上物ですから。
「北城のせいにしないでくださいよ。
大体、貴女が、吉江さんの話から、八十が『トミノ』と名前をつけたのは、トリノからに違いないとか調べるからでしょ。」
「だって…あれは、考えるわ、普通、彼らの行った地名を地図で調べたら、横にあるんだもん。
やっぱりな、とかなんとか調べたくなるじゃない?
そうしたら、聖骸布なんて出てきたんだもん。
まあ、さ、ここまでは、どちらかと言うと、ジャンヌダルクの物語の方にひかれていたわ。」
作者は遠い目をする。
「時影…私、いつになったら、レクスかけるかな(;_;)もう、ポイントくれた人も忘れちゃってるよね(T-T)」
作者は下唇を噛み締める。私は、黙ってコーヒーを口にしました。
作者の影である私に何が出来ると言うのでしょう?
私は、ただ、この人を見守ることしか出来ません。
しかし、この数週間、真面目に終わらせようと頑張っていました。
ネット大賞は、基本、文字数も関係ありませんし、途中でも応募は可能です。
しかし、審査されるのは、締め切りまでの内容のようなのです。
締め切りまでに、ある程度決めないと今度こそ、浮上はないと思います。
「人は、忘れる生き物ですが、思い出すこともできますよ。でも…思い出してもらうには、物語を再開しないと。」
私の言葉に作者が苦笑した。
「そうね、それまでは忘れていて貰おう(T-T)うん。まあ、頑張るか。」
作者は息を吐いて立ち上がりました。
新しいシーズンの始まりです。
そして、今度こそ、終章にしたいのです。




