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脇役語り  作者: ふりまじん
パラサイト

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56/438

作者、パラサイトを振り替える56

「次は3話よね(T-T)」

作者は呟いた。

私達は、去年から執筆中の『パラサイト』と言う物語の結末を探していた。


「ええ、雅苗と池上の違和感を調整して、先に進まなければいけません。」

私は、混乱する物語を思い浮かべながら言った。


「うん。なんか、面倒くさい事になってるよね(T-T)

まともに調べようかと考えたけど、そうすると時間がかかるから、うろ覚えでまずは話すわ。」

作者は、少しイライラしたようにそう言った。


「もう、今年もあとわずかですからね。

でも、焦っても良い事はありませんし、今年はネット大賞もまだ募集がありませんから、じっくり考えましょう。」

私がそう言うと、作者は苦笑する。


「もう一年だよ(T-T)ゆっくりしすぎだよ。


ともかく、池上よっ。


全く、去年の今頃は、こんなになるなんて考えてなかったし、

未完もこんなに無かったのに……


はぁ…


まあ、それはともかく、話をするわ。3話の違和感について。」

「はい。」


「うん。長山がスカラベのミイラを持ってきて、変な話をはじめてしまい、物語は予定外の展開を始めたのよ。」

と、作者は私をみて、申し訳なさそうに苦笑して続ける。


「まあ、私も長山の話に乗ったのも悪いわよ?

でも、私達、基本、始めのエタ作品『ノストラダムスを知ってるかい?』を動かしたいと思っていたじゃない?もう、それが悲願だもん。

大体、私の作品を定期的に読んでる読者なんて、このバカみたいな私の話の初めを知ってるだろうから、

『ノストラダムスを知ってるかい』を動かせるなら、それを優先するのを諦め気分で受け入れてくれると思うのよっ(>_<。)

今年、五島勉先生が亡くなったんだもん。

なんか、インド辺りの古代歴で滅亡予言のこの年に、

コロナ、パンデミックのこの年に、よっ。


出来れば、完結させたかったわ。

2017年、五島勉先生の『大予言』を思い出して書いて、エタの迷宮をさ迷い、

2020年、五島勉先生のなくなった年に完結し、願いをかなえ、そして、そして、退場できたら…

本当に小説みたいな話なんだもん。

その勢いで、細かなイロイロも誤魔化せそうだし…。」

作者は最後の方を照れ笑いでごまかしました。

「細かなイロイロとは?

勢いで、不治の病のまま止まっている『レクス』とか

へんな魔術でかたまる剛さんやら、

永遠の孤独を、愛しい主の脱け殻と過ごす哀れなAIミズキの事でしょうか?」

私は低い声で、出来るだけ感情を隠して聞いた。


私は、その時どんな顔をしていたのでしょうか?


私の質問に、作者は気づついたように眉を寄せ、

それから、うつむいて「ごめん。」とだけ呟いた。


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