作者、パラサイトを振り替える53
「長山を書かなきゃ(;_;)
もう、一年が過ぎてしまうっ。」
作者はウイスキーのソーダ割りを軽く口にして私を見た。
「今さら焦っても仕方ありませんでしょ?
それより、長山について調べて行きましょう。」
私は、『パラサイト』の目次を見つめた。
この物語は、去年、一万字の短編を考えたのに、コロナと同時期に投稿したために混乱し、そろそろ10万字になりそうな話だ。
その上、キャラクターが、複数展開の『寄生虫』を発表し出して、作者が混乱してるのだ。
「まあ…ね。でも、そろそろ完結…は無理でも、10万文字で一区切りにしたいわ(;_;)
でも、新展開が…頭を回ってるんだよね(T-T)
で、長山の説を忘れちゃってるんだ…。
もうさ、笑えないんだけど…
こんな工事中物件を丁寧に読んでくれた人がいるんだから、頑張るよ(T-T)」
作者は、そう言って笑った。
「頑張らなくてもいいですから、軽くでも進めて行きましょう。
とりあえず、2話までは修正していますよね?
3話は何が気に入らないのでしょう?」
混乱する作者に、私は淡々と語りかけて行く。
「長山と池上が初めて会うところだから、この辺りがね、
はじめの設定では、長山は第三者を装っていたんだけど、
リニューアル版では、長山は屋敷についた早々、自分の事を話始めるから、
3話の挨拶のところでの長山のリアクションが、少し、不自然な気がするのよ。」
作者は難しい顔をする。
「まあ…それは気にしなくても良いと思いますよ。
20年も昔に、地方イベントで一度会っただけの人ですから、
そしらぬ顔で様子を見ている設定で良いのでは有りませんか?」
私の台詞に作者は、にが笑いを浮かべて作業をはじめた。
「そうだよね…。じゃあ、3話はあれで良いことにするよ。
で、長山は、20年年ぶりに偶然再開した、憧れのお兄さん…いや、好きだったお兄さんを密かに懐かしみながら知らん顔をしてる。と、言うことで。」
作者はぼやきながら修正を始める。
また、はじめから、でも、完結にはきっと近づく修正なのです。




