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脇役語り  作者: ふりまじん
パラサイト

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35/438

作者、パラサイトを振り替える35

「何してるんだろう私(-_-)」

作者は池の上に広がる青空を見つめながら呟いた。

「物語の改編ですよ『パラサイト』の。」

私は、あっさりと答えて帳面を開いた。

「そんなの知ってるわよ…。でも、何ヵ月もこんな事していても、全然先が見えないんだもん。

やり方間違ってないかなぁ。」

作者は疲れたのか、不満そうにブーたれました。

「正解…なんて無いと思いますがね?

不満を言ってる間に書いた方が建設的ですよ?

お金、稼ぐのでしょ?」

私は子供に(さと)すように聞いた。


作者は金稼ぎと聞いて少しやる気を取り戻す。


「そうね、考えたって仕方ないわ。

一度、止まった作品を読み返すのは、少し辛いけど、見るしかないわよね(T-T)」

作者はそう言って『パラサイト』を開いた。


「7話までが溶生達のはなしのようですね。」

私は3話から7話までを読み返してみた。


長山は、番組製作の下請けの仕事をしていて30代。

池上達は、ネット配信用の番組を製作する。


池上は番組の雑用と虫関係の仕事を担当する。


番組に若葉溶生(わかばときお)が出演する。

彼は80年代にアコースティック音楽からはじめて、90年代にゲーム音楽っテクノポップで再ブレークする。


しかし、その時期に薬物疑惑で一時、彼の(たず)わったゲームの出荷が停止する。


後に、薬物疑惑がはれゲームは無事に出荷された。

が、信用を無くした溶生は、そこから人気を落として行く。


そんな中、奥さんの雅苗の失踪で芸能界から遠ざかっていたが、

今回、『シルク』のアニメ化で主題歌を担当することになり、これで芸能界へのカムバックを果たそうとしていた。


その話題作りに若葉が失踪事件のあった屋敷を撮影場所に提供したのだ。


しかし、若葉の回りには怪しげな都市伝説がまとわりついている。


妻の雅苗が失踪してから7年が過ぎた。

これで溶生は、失踪宣告を届けることが出来、

雅苗の財産を相続できる。


「なんか、読み返すと恥ずかしいわね…。」

作者は私の語りを聞きながら赤面して悶絶していた。

「でも、少しは頭の整理がついたのではありませんか?」

私は作者に微笑みかけた。

「えー(;´д`)、なんか、傷口に塩を塗る儀式みたいだよ(T-T)。


なんか、色々つっこみ入れたくなるしさ。」

作者は顔を崩壊させながら叫ぶ。


しかたありません。


私は穏やかに作者を見つめて、言葉のドーピングを入れることにした。


「でも、一万字の予定だった物語も、現在文字数7万字。あと3万字加筆すれば10万字達成ですよ。

仮に、現在の公募で落選しても、書き直し、清書をしてお金を稼ぐ事が出来ますよ。」


「10万字の完結したお話(☆▽☆ )

それ、千円以上稼げるかしら?」


ほら、のって来た。


私は根拠のないどや顔で作者に畳み掛ける。


「向こうのサイトにも公募がありますし、上手くすれば、一気に10万円も夢ではありませんよ。」

「10万円(T^T)」

作者は絶叫した。


さて、この先がどうなるのか……


私もしっかりと原文を読み込んで作戦を考えなければ行けません。


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