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第1羽 下界観察用ハイビジョンモニター

これは自作小説「nine drops」と関連しています。

合わせて読んでいただけると、楽しさ2倍かも!?

「神くん! 起きたよ! 早く早くっ」


「まじまじ? アチチッ」


僕は手に飛んだカップラーメンの汁をペロッとなめた。


そして天ちゃんの隣に座った。


モニターには何やら手探りしているミッコが映っていた。


「たぶん携帯さがしてるんだね」


「そうだね」


「好きだもんねぇ 携帯」


「もっと右だよ! あ、触っちゃう!」


一瞬止まったミッコの手。


僕と天ちゃんは爆笑した。


「見た? 今の顔!」


天ちゃんは僕の腕を掴み興奮気味にモニターを指差した。


「それにしても汚い顔だね……」


「ギトギトだね」


僕は超ドアップで大画面に映されたミッコの顔をまじまじ見た。






僕達は今、最近発売されたばかりの「下界観察用ハイビジョンモニター」を二人で楽しんでいるところだ。


25リング(日本円で50万弱)の出費は痛かったケド。


全1億2777万チャンネル!海外も見れちゃうチューナー内蔵なんだ!すごいだろ?


そして最近お気に入りの番組は「159357チャンネル ミキココジマ」


「あ、トイレに駆け込んだ!」


「天ちゃん! 貸して!」


僕は天ちゃんからリモコンを奪おうと手を伸ばした。


遅かった──。


目を硬く閉じると不快な音と共に天ちゃんの苦痛な声が聞こえてきた。


「神くん……見ちゃった。ミッコが吐くところ……」


僕は天ちゃんの頭をヨシヨシとなでてあげた。

読んでくれてありがとう!

またまた連載を始めてしまいました。

最後までがんばりますのでよろしくお願いします。

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