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過去
俺は絶句した。
言葉さえも出なくなった。
石塚のジジイ、このジジイだけが頼りだった。
俺は、小中高ずっといわゆる「ぼっち」という者で
正面からのイジメではないが、陰口、無視など。
しかし、俺はサッカーがあった。
サッカーを頑張りまくったおかげで、ユース選抜に選ばれるくらいの実力だった。
しかし、何が原因か全く分からなかった、「イジメ」のせいで
パスは渡してもらえず、ピッチ上にいるただ一人の人間。
邪魔な存在。そんな者だろう
高校2年生で俺はサッカーをやめた。
それ以来高校にすら行かなくなった。
高校に行かなくなって親は大分悲しんだ。
なので、その分、責任感を感じていた為
定員いっぱいなのにも関わらず、土下座をしてなんとか入れてもらった新聞配達員。
それで、石塚のジジイと出会った。
「共鳴君、おはよう。」
これだけの言葉に救われた、変な話かも知れないが
そして、俺は一人たたずんでた。
「血液型Gって・・・何なんだよ・・・・。」
そうすると、一人の少女が後ろに立っていた
「あの・・・共鳴さん・・・ですか?」