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疑惑

バイトの休憩時間に母と祖母にSNSで知らせた。

やはりかなり驚き早めに帰って詳しく聞くと連絡来た。店長にも早めに家族に話すと言うとシマッタ!と言う顔されたが、

遅番が人足りてるから渋々OKが出た。

他人事だと思ってペラペラ話したが、そんな家を大金払って住んでるものにしたら一大事だ。

「不動産屋に法的に訴えるのは無理だからね〜

話も昔の事だし、噂話で尾ひれ付いたのかもしれないし。

まあ家族で話し合って…代わりに明日の遅番入ってよ、人足りないから。」とブチブチ文句を言っていた。

今日は、九谷が掃除しに来てる日だ。

すでに入って掃除してくれているはず。彼にも話しを聞いて貰おう!と家に帰宅した。

突然の早退帰宅なので玄関で「ただいま」と言ったが、九谷は気付かなかったようだ。

居間でカバンをソファに置く。

しかし、近くに九谷の居る気配はしない…掃除は各部屋と洗面所トイレ廊下螺旋階段とほとんど頼んでるが、ランドリールームだけは出禁にしてる。

やはり女性ばかりの家だし、下着類を見られるのは恥ずかしい。

だいたい洗濯乾燥済んだら、衣類だけはランドリーの3つのカゴに分けて仕分けて放り込んどくので、各自畳んで自室に持って行くようにしてる。

トイレと風呂の並びなので自然と覗けるように設計されてる。

台所から動線が繋がるように設計されててパントリーを抜けて、そちらに向かう。

するとランドリールームの明かりが付いていた。

『エッ、まさか九谷君!下着とか好きなの?』考えれば男子学生でハウスキーパーのバイトしてるのも変だ。夜のバイトがあるなら、そっちの方が稼ぎが良いし、わざわざこんなバイトしなくても良いような…

秋良はそっと中を覗き込む。

床のフタみたいなのが開いてる。キッチンなら床下収納だろうが、ランドリーのは点検口か何か?と思って開けたことも無かった。バスルームの天井の扉と同じ感じで素人が触って良い感じでは無いし。

中から出てきた気配がして、とっさに秋良は隠れてしまった。

大急ぎで居間に戻る。

「わあっ、早かったね!気付かなかったよ〜」居間に秋良が居るのを見て九谷が驚く。

「あの…母や祖母にも連絡したけど、九谷君も聞いて欲しいんだ。この家、やっぱり事故物件じゃないけど

曰く付きの家みたいな」とその時、玄関の扉を誰かが激しく叩く音が響いた。

ダンダンダンダンと誰かが叩き続けてる。

インターホンは反応していない。

九谷が玄関に走った。

「誰ですか?インターホンを押して下さい!」とキツめに怒鳴る。

すると扉を叩く音はやむ。

居間に戻るとモニタースイッチを押して画面を見る秋良が固まっていた。

「どうしたの?誰か門から勝手に入った奴かな?

ひどいイタズラだよね!」と九谷が不愉快な顔をしたが、秋良は目を見開いてる。

「…どうしたの?」九谷が聞く。

「誰もいないのよ。まだ玄関叩く音してる時、九谷君が居間から出た瞬間に付けたのに…誰もいなかったの…」2人は顔を見合わせる。

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