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独立

「そうそう、ココに住んだ昔の人が掘りごたつを作った跡が、残ってたんだよ!思い出したよ〜」帰ってきた祖母がスッキリした顔で笑う。

祖母はこの掘りごたつの跡の中のアルバムに気付いたのだ。

なのに掃除したり絨毯移動させたりしてる内に見えなくなってスッカリ忘れていたようだ。

「あ〜あ、これ絶対100万くらいするペルシャ絨毯なのに〜勿体ない〜」警察が床板剥がすために裂かれてしまった高価な絨毯に母がガッカリしてる。

秋良は九谷を壁際に追い詰めて腹蹴りしてる。

「なんで掃除の時に見つけられなかったのよ〜絨毯めくれば掘りごたつ跡が見つかったでしょ?

あなたのお母さんがあんな通風孔なんか潜る訳ないじゃん!

頭良いのか悪いのか分かんないわね〜ほんとに!」まだ首に絞められた跡が残ってるのに、被せて秋良にも絞められる。

「ゴメンゴメン!ソファ動かしてまで掃除してなかったんだよ〜君らが引っ越して来た時はソファセットもっと奥だったろ?」何とか誤魔化そうと必死だ。

「だいたい住んてる時になんで知らなかったのよ!

お母さんの掃除手伝った事なかったんでしょ?えっ?」秋良は自分も掃除して気付かなかったのに棚上げして九谷を攻め続ける。

店長は第一発見者で事情聴取終わると10万貰わず帰って行った。

「仏さんとお子さんのお墓代からはさすがに貰えないよ〜お向かいの奥方が確か近場に墓買ってるから聞きなよ。」と言って帰った。

「本当に怖かった。奥に白い手が見えたから秋良が引っ返してきたのか思ったら!

長い髪のミイラ女が這って向かってきたから!

あの人が撃退してくれなかったら、殺されてたよ!」

大変な思いしたみたいだが、大事なアルバムが戻ってきて九谷は幸せそうだ。


「秋良〜どうする?せっかく買ったけど、ここ住むの無理じゃない?」祖母と母が2階の秋良の部屋に来てため息をつく。

居間は警察のテープで立ち入り禁止になり、今は2階と水回りしか使えない。

さすがに人が床下で亡くなっていたとは…もう無理だろう。2人は今夜秋良の部屋で寝る気のようだ。

枕を抱えている。

「安物買いの銭失いだわ〜

更地にしないときっと売るのも大変よね〜」母が頭を抱える。

「う〜ん、床だけリフォームして学生限定のシェアハウスとかは?

曰くあっても安いと喜ばれるんじゃない?」秋良は1番安上がりな使い道を考える。

「固定資産税分くらいになれば良いかぁ〜

鉄筋コンクリートだから解体費もスゴいしなあ〜」母がすでに秋良のベッドに寝ながら言う。

「でも学生に好き勝手されると困るなあ〜管理人雇うとお金掛かるし〜」足をバタバタさせながら悩んでいる。

「私がやるよ。水回りの掃除だけなら私の学生生活侵食しないだろうし。ちゃんと使わない人は家賃上げるし!

母さんとお祖母ちゃんはマンション貸してるのもうすぐ空くしリフォームして住んだら?」確かに屋敷は怖いのだが、大学近いし何となくこの街に愛着が湧いてきたのだ。

「ええ〜ッ、とうとうお前も独立するの〜?

寂しくてココに家買ったのに〜」祖母と母が両側から秋良を挟んで寝ながらスリスリしてくる。

「もう!18だよ?もうすぐ19になるんだからね!」2人に甘えられて困る。

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