表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/9

4話

 両親、兄妹の気持ちを知らず僕は魔法の箒で空を飛び、やって来た辺境の地についた。僕は父上からもらった屋敷を見てニンマリする。


「今日から、ここが俺の家かぁ……まっ予想はしていたが、手入れがしていなくて幽霊屋敷、廃墟のようにボロボロ。でも、屋敷の裏に温室もあり、この屋敷を自分好みに出来るのはやりがいがある」


 広い屋敷の手入れが行き届いていない、庭の空いた土地を魔法で畑にして。客間の一部屋をキャンプ道具置き場、ベッドがなければ、エアーマットと寝袋をひいて寝ればいい。


「うおっ。やりがいがありがいすぎて、楽しくなってきた!」


 父上にもらった鍵で玄関を開け屋敷の中に入り驚く、屋敷の外はボロボロだけど中の壁にヒビ痛みもなく、それほど悪くない。入ったすぐの広い階段、壁にかかる絵画、直せば使えそうなインテリアがそのまま置かれていた。


(部屋の中はどうだろう? おお、これはラッキー! 家具も直せば使えるし、売れるだろう)


 僕はウキウキと部屋を見て周り、使えそうな家具、直せそうな家具、装飾品、絵画、インテリアを見つけた。


「なかなか良いものが残っているな。使うものは残して、後は直したり綺麗にしてお金に困ったら売ろう」


 しばらくは大丈夫だし、家具を直すのは魔法を使えば簡単に直せる。今日は下の客間一つを綺麗にしようと。僕は魔法で客間を綺麗にしてアイテムボックスをひらき、家で使っていたスチールのラックを取り出して、大好きなキャンプ道具を並べる。


 ⭐︎


 追放され、父上にもらった辺境地の屋敷。

 その屋敷の客間で一つ一つ手に取り、スチールラックにキャンプ道具たちを並べている。


「うはっ、楽しい! おお、久しぶりのキャンプ道具たち~」


 綺麗に並べた、キャンプ道具を眺める。

 これは初めての給料で買ったメスティンとラーメンクッカー、オイルランタン、シングルバーナー、テーブル……どれも大切な道具だ。


 ――何度もキャンプに行って使用したから、焚き火のスズ汚れが落ちなくなったんだよなぁ。まぁそれも、この道具たちの味だけど。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ