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不幸の原因と不幸の元凶

やっちまったorz


ついこっちの方を書いてしまったorz




「・・・きろ」


なんか声が聞こえるな。だけど俺はこの幸せ(睡眠)を逃したくないんだ。


「・・と・きろ」


うるさいな。


「いい加減起きろ!」


なんだ、いきなり何が起きた? なぜ俺は生きてる?


「ようやく起きたな。じゃ、お前の状況について説明するぞ」


ちょ、展開早すぎだから。


「それは作者が悪い」


メタ発言自重しろよ!


「やだね。俺神だもん」


なんか今凄い重大なことを聞いた気がする。


「気がするじゃなくて事実。もう一度言うぞ、俺は神」


そうか、あれか。俺は今神を自称する痛い人に捕まってるのか。何たる不幸。


「お前そろそろ現実逃避やめろよ」


いやだ。今まであんなに不幸だったんだ。これも聞いたら不幸になるに決まってる!


「まあそうかもしれないけど。それよりお前そろそろ口で喋れよ。心読むの微妙に疲れるんだ」


そういや俺何も喋ってなかったな。ていうか心読めるのかよ! 本当に神なのか。


「ようやく認めたな。ではとりあえずお前の状況を説明するぞ」


「わかった」


「お前は魔王の一撃必殺の技を勇者の代わりにくらった。ここまではお前も知ってるだろ?」


「まあ一応は」


「それでお前は死んだのだが、その死、というかお前の人生そのものにちょっと手違いがあってな。実際、お前凄い不幸だっただろ」


「確かに不幸だったが手違いって何だ?」


「先に謝っておく、すいませんでした!」


おれはこれまでにここまできれいな土下座を見たことがあっただろうか、いや無い。


ってちょっと待てよ。手違いのところでなんで謝るんだ? まるで自分のせいのように。


「もしかして神、お前のせいで」


「うん。俺の手違いのせいでお前は不幸になった」


ちょ元凶発見しちゃったよおい。なんてこった。


「なぁ、神って言うくらいだから殺しても死なねえだろう? だから気が済むまで殺させてくれ」


「いやいやいや、いくら神と言っても殺し方次第では死ぬぞ。それに確かに俺が元凶だが原因はほかにある」


「へぇ、死ぬんだ。まぁそれはともかくさっさとその原因を教えろ」


「分かった。お前が不幸になった原因はラックの配分を間違えたからなんだが、普通は間違えることなんてあり得ないんだよ。自動でやってくれるから。俺らはそれを確認するだけだったんだが、

一人明らかに能力がおかしい奴が居てな。そいつのラックを能力が低い奴、即ちお前に移そうとしたんだ」


どっかのゲームみたいな感じだな。


「おい神。なんでそんなシステムなんだ?」


「趣味だ。それはともかく。移そうとしたんだが、なぜかバグってお前の雀の涙なラックをほぼ全て奪ったんだよ。能力値的に言えばお前のラック1。平均は100。お前のラック奪った奴は一万」


そいつなんか知ってる気がする。確か俺が通ってた高校に居た・・・・・・・


「神、そいつの名前ってもしかして・・・・神崎かんざき ひかるじゃないなか?」


「おお、よく知ってんな。そう言えばお前の高校に居たっけ。お前が不幸に見舞われてる間ハーレムをひたすら拡大していた奴」


あいつかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!


「もしかして、もしかするとあいつが行方不明になったのって」


「うん、異世界に召還されてた。そいつその世界でもハーレム作ってるぞ」


「イケメンなんて・・・・・・・イケメンなんて死んじまえええええええええええええええええええええ!!」


「とりあえず落ち着け」


何だよ。俺なんてほっといてくれよ。あいつが消えてラッキーとか思ってたのに。あいつが消えて超焦ってる女子どもを陰で嘲笑って楽しんでいたのに。あいつはその間新たなハーレムつくってあんなことやこんなことをちくしょー! ぬか喜びだったのかよ。久しぶりないいことあったと思ってた俺が馬鹿だった!


「そんなお前に話がある。もう一度異世界ライフをやり直さないか?」


そんなこと言って今度はむさ苦しい男の奴隷になって後ろ「自主規制」んだろ。分かってんだよ。


「いくら何でもそれは無い。お前に復讐の機会を与えると言ってるんだ」


「・・・・・・どういうことだ」


「そいつのいる世界にお前を送る。そしてグチャグチャに引っ掻き回してやれるんだよ。そいつの物語を」


「だが、今の俺でそんなことできるはずが無い」


「安心しろ。お前には俺と戦っても数年は持つほどの力を与えてやる。もちろん主人公補正は効かないぞ」


「お前の力って言うのがよくわからないんだが」


「俺は神だぞ。たかが勇者一匹に負けるはず無い。そもそも世界を作ったのが俺だ。どうだ?この話」


「分かった。その話、呑む」


「よしきた。じゃ、ちょっとついてこい」


「りょーかい」


俺は神の後ろをついていく。周りは真っ暗だがなぜか遠くまで鮮明に見える。不思議な場所だ。


ついでに神の容姿について話そうか。一言で言うと子供だ。全身真っ黒けで目が金色。人間っぽいが明らかに何かが違う感じがする。そんな感じだ。


「ついたぞ」


目の前には大量の魔法陣。一つ一つが複雑すぎて俺には全く理解でき無い。


神が一つの魔法陣を指差して、


「この上に乗れ」


と言った。


俺が頭に?を浮かべながら乗ると突然今まで以上に光りだした。


「何だ?」


「それは転移魔法陣。乗ると定められた場所に移動する。向こうに着いたらちゃんと最強になってるぞ」


まだ心の準備が・・・・・


「じゃあ、行ってこい」


その言葉に反応するかのように魔法陣が強く輝くと、俺は意識を失った。





主人公は最強になるけどもちろん不幸です。


感想評価アドバイスなどあったらください。


あと、作者はメガテンが大好きです。

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