不幸な俺のエピローグなプロローグ
やっちまったorz
ほかに書いてる小説があるのに。
作者のリアルラックが悪すぎてつい書いてしまった。
遅筆で不定期更新で文才なしですがお楽しみいただけたらと思います。
ーーーーー思えば不幸な人生だったーーーーー
と俺、朱坂蒼葵は思う。
いつかこうなるんじゃないかと思っていたのだが本当になるとはな。
自分の体は表現するのが憚られるほどにボロボロにされている。
生きているのが不思議なくらいで、後少しで死ぬ。
なぜこうなったかと言うと、庇ったからだ。勇者を。
魔王が放った一撃必殺の攻撃を庇ってこうなった。
自分でもなんでこんなことしたのかな〜と思う。
だって勇者はイケメンで才能があってモテまくりで鈍感で、俺からしたら地獄よりもひどいところに落ちてほしい位だから。
それでも庇って助けてしまった。多分勇者の周りに居る美少女の泣き顔を見たくなかっただけだと思うが。
さっきから気づいてる人も居るかもしれないが、ここは異世界だ。
魔法があって、魔物が居て、勇者が居て、魔王が居て。
まさしく王道な異世界だ。
そして名前からも分かる通り俺は日本からここに来た。
唐突だが、俺について少し話そう。
身長は172cmで体重は65kg。顔は平凡すぎて言うことは無い。
運動能力は中の下、勉強能力は中の上。
学校では小中高関係なく存在感が無かった。そのくせ、面倒ごとがあったらいつも頼まれた。お礼は無し。
なんというか、不幸だった。
自動販売機は金だけ呑み込んで何もくれやしないし、不良にはすぐ目を付けられて金を巻き上げられる。
財布は1ヶ月に一回は消えるし、ゲームではラスボスの必殺技を避けようとするところでくしゃみ。
で、いつも通りいろんなことに絶望しながら寝て、起きたら異世界。
小説とかによくあるようにチートな能力とかあるのかなとか思ったがそんなことは無い。
なぜかこの世界での記憶が埋め込まれており、多少武器が扱えて魔法も少し使える村人Aみたいな暮らしをしていた。
そこに勇者ご一行がたちより、成り行きで助けたらなぜか一緒に魔王を倒すことになってた。俺は一度も口を開いていない。
それどころかいつの間にか俺はしゃべることができないということになり、会話すらできない。
俺よりも強い人(ただし美少女に限る)がどんどんパーティに入ってくる為、影は薄くなる一方。
最終的に勇者を庇ってほぼ死んだ。
そして今に至る。
体が冷たくなっていくのを感じられる。
痛覚はとっくに麻痺してる。
自分の人生を振り返ってみてやはり思う。
不幸な人生だった。
せめて、次の人生はもう少しいい物にしてほしいと願う。
そろそろ限界だな。
そう思ったとき、意識が消え去った。
正直こっちよりもあっち(エンディング・ワールド)の方が主なので更新は不定期ですがよろしくお願いします。
こんなの書いてないであっちのを書けよなどの突っ込みはしないでください。