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千夜相国物語

作者: haru


・1国


今から50年くらい前。


1つの国がありました。


とても貧しい国でした。


何も無い国でした。


けれどもこの国に住む人は幸せでした。


争いの無い平和な国でした。


この国の偉い人が


他の国よりも豊かな国にしたいと思いました。


そこでこの国の偉い人は


なんでもある国の偉い人に相談をしました。


なんでもある国の偉い人は


「俺に任せたらなんでもある国にしてあげるよ」


と言いました。


この国の偉い人は


その言葉を聞いて喜びました。


その言葉を信じて任せてみると。


なんでもある国から10人の人がやってきました。


10人の中の1人は言いました。


この国を案内してくれと言いました。


この国の人達は偉い人から聞いていたので喜んで案内してあげました。


全て見終わった後に10人は自分の国へ帰ってしまいました。


この国の人達は不思議に思いました。


しばらくすると


10人の人達がたくさんの人を連れてやってきました。


たくさんの人はこの国の人達に指示を出し始めました。


この国の人達は指示されたとおりに働きました。


国がどんどん豊かになりました。


なんでもある国のたくさんの人達はこの国が豊かになってもこの国から離れませんでした。


この国の偉い人はなんでもある国の偉い人に聞いてみることにしました。


「おかげで豊かな国になりました。」


「出ていかれる前にお礼をさせてください。」


なんでもある国の偉い人は。


それに対してこう答えました。


「ここはなんでもある国になったのだ。」


「お前たちは全てなんでもある国の所有物だ。」


今日の争いの原因はここにあるのかも知れません。

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