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南の森ダンジョン『レムレス』

予約投稿の日時を間違えていることに今のいままで気が付かずに更新できていませんでした。

本当にすみませんでした。

 街の外にやってきた俺達は低ランクにお勧めのダンジョンに向かっていた。

 だが早くも引き返そうか迷っていた。

 理由は簡単。


「なぁ、これダンジョンに着いたとしてもレベル上げするの難しくないか」

「でもどうするよ。こればかりはどうしようもないぞ?」

「そうなんだよな」


 俺達が迷っている理由いたって簡単。

 周りにはあちこちに低ランクの人達がいたのだった。


 しかしそれは同然の話である。

 正式リリースされたばかりの為、皆レベル上げをしようと行動した結果、同じ場所に人が多く集まったのである。


「仕方ない、最初から無理はしたくなかったがそうも言ってられない。少しきついかもしれないがワンランク上のダンジョンに向かうとするか」

「俺はいいけど、いいのか? 少し離れれば同ランクのダンジョンはあるだろうに」

「最初は俺もそう思ったけど、多分同じように考えて行動している奴らは既に多いだろう。俺達は色々とあり出遅れてるからな。本当に色々とあったからな」

「すまん」

「今から後追いして残りを突くよりは、多少無理してもワンランク上のダンジョンに向かうべきと思ったわけさ。それにそっちの方がやる気出るじゃん」

「この辺のワンランク上のダンジョンとなると、南にある森のダンジョンか」

「そうゆうことになるな」

「待てよ、今向かってるのは北方面だから、一旦王都まで引き返さなきゃならんのか」

「そうなるな。でも安心しろ」


 ソーネクは一つのアイテムを取り出し、渡してきた。

 帰還の羽である。


「何故?」

「歩いて戻るのはめんどくさいからな。今はなるべくはやく狩りをするべきだろう」

「だからってこれは贅沢すぎるだろ」

「問題ない、いっぱい持ってるから。そう、何故かいっぱい持ってるから。悲しいこのことにいっぱい持ってるから。有り余るくらいいっぱい持ってるから。俺には必要がそんなにないのにいっぱい持ってるから」

「わかったわかったって、ありがたく使わせてもらうよ」


 ソーネクの機嫌を取りつつ、俺達は一旦王都に戻り南の森に向かった。

 こっちに余り人が来ていないのか、道中何度か魔物に襲われたが、難なく討伐することができた。


「やはりいい装備を付けているからか問題なさそうだな。この調子だと案外楽にダンジョンやれるんじゃないか」

「そりゃお前のそれ、オンリー装備だから強いだろうな」

「そう言うがお前もなんだかんだで戦えてるじゃねーか」

「前衛がしっかりと敵を引き連れてくれてるおかげだよ」

「つまり俺のおかげだと。もっと褒めてもいいんだぞ」

「そうだけど、調子乗られるとウザいな」


 それからも雑談、時々戦闘を行いながら森を進み、森のダンジョン『レムレス』に辿り着いたのだった。


「ここのダンジョンって基本ウルフが多かったっけ」

「確かそうだった気がするけど、何せ『スギュムル』に行く気満々だったからこっちはあんまり調べてんだよな」

「俺も似たようなもんだ」

「まぁチャレンジするだけしてみて、無理そうなら一旦引いて対策考えればいいさ」


 ソーネクの頼もしい返事を元に、俺達はダンジョンの中に入った。

 どこかに明かりがあるのか中は明るかった。


 そして進むことわずか、目の前には3匹のウルフが現れた。

 ウルフ達は俺達を見かけると吠え、そしてこっち向かい走ってきた。

 それを合図に俺は後ろに、ソーネクは逆に前に出てそれぞれの戦闘態勢に入る。


 ソーネクは真ん中のウルフを盾で止め、右から襲ってきたウルフを剣で対応した。

 その隙を逃さないとばかりに左のウルフがソーネクの背中を狙い攻撃を仕掛けるが、そこに俺はファイアーボールを当てて吹き飛ばす。

 元々装備自体が強いソーネクは右のウルフを数回剣で切り、倒すと盾で攻撃を防いでいたウルフにタゲを切り替え攻撃を仕掛けた。

 ファイアーボールを当てらウルフは攻撃対象を俺に切れ変えて突撃してきたが、杖で攻撃を止め、その後杖をフルスイングしてウルフの再度吹き飛ばして、そこにファイアーボールを当てて撃退。

 その頃にはソーネクの方も戦闘が終わっていた。


「他はいないな。よしまずまずって感じだな」

「ああ、このくらいなら今の俺達でも十分戦えそうだ」


 それから3時間程ウルフと戦闘を行い、レベルも上がりだいぶ楽に戦闘ができるようになった頃、事件が起きた。

少しでも面白い、楽しいと思ってもらえたらブックマークや評価して頂けると嬉しいです。


次回は11/2㈪19時頃更新予定です。

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