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雑魚~15の夜~Ⅳ  作者: 夜叉
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想定外

リスカする事も忘れ、合格発表。

【合格】

早くお父さんお母さんに会いたかった。電車に乗って家へ急いだ。色々想像が膨らんだ。両親のすごいって言ってくれる言葉や喜ぶ顔。もうずっと私の名前を呼んでくれなかった両親が私の名前を呼んでくれる。想像の中の私は幸せだった。本当の親だしきっと喜んでくれると、

姉が出て行って毎日が通夜だった。会話もなく。今日からは違う。そう思い描いてた。

お母さんがキッチンに立ってた。夕飯の支度。うん。いつもの風景。

「お母さん。合格したよ。」

…無視

え?

もしかして聞こえてないのかも。

「お母さん、高校受かったよ」

…無視

…体が震えた。心臓の音がものすごく大きくなって息がうまくできなかった。全ての景色がモノクロになってた。

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