和食の料理の食べ物を調理しよう
クラウンフィールド・ソベルバレンタインです。
久々に桜柳咲蘭の話をかきたくなったので、ツイッターで約束していたので執筆しました。楽しんでいただければ幸福です。
和食を作ろう
それは桜柳咲蘭とそのゆかいな仲間たちが暮らすお屋敷の中のとある一室で放たれた一言の言葉。
「ご主人様、夜中お腹が減りますねえ」
長いメイド服に身を包み込んでいる一つ結びの髪で赤いリボンがトレードマーク所謂チャームポイント(2,3日前から)のペンシルが唐突に言い放った。その言葉に俺は
「おう。そうだな」
「ご主人様。ご主人様の故郷の料理の伝統的な食べ物を食べてみたいと思ったところなのです」
つまりペンシルはペンシルと桜柳咲蘭のホーム、故郷、ふるさとである和文化料理が食べたかったのだ。
「ご主人様の故郷。とても気になります!料理も」
髪をたなびかせながら話す黄色の髪の小柄なメイド、ルームは目をまるで夜空に光る星空を連想させるように煌めかせ、桜柳咲蘭の腕に身体を密着させながら言った。
「ところでペンシルさん、そのご主人様の故郷の料理ってどんなものなんですか?」
アンドロイドメイドである「ロイド」は桜柳の頬に頬ずりをするが如く顔をすりすりと摺り寄せながら言い放った。
「えぇーと、確かどんな料理だったのかな。」
「ご主人様!とりあえず作ってみましょうよ」
相変わらず桜柳と密着しているペンシルはうでを取り上げ、厨房へと連れて行った。
「この辺に、おいしい粉があるんですよ。これを使ってエビフライのようなものを作りますの」
ペンシルは残念ながら「海老天」という言葉を忘却の彼方に忘れ去ってしまうほどに忘れていたため、エビフライという単語を代わりに代用食のごとく代用したのであった。
これからメイドたちによる和食づくりが開始した。
「ご主人様、まずはとりあえず早速その中華のようななべに油を入れましょう」
ミツマタで作られた一万円札を中華鍋の底に並べたのち、桜柳が「油」といったのち、中華鍋はオリーブオイルで満タンになった。
「じゃあ私はてんぷらを作ってエビフライのようなものを作りますので、そうですね、ご飯ものを作りましょう。」
「ご飯ものね、あれ、なんて言ったかな。キノコとかたけのことか具材諸々一緒に炊き込む、炊き込みご飯」
そういえば桜柳は、記憶操作による第二次的福作用で記憶があいまいになってしまったのだ。
「なんでしたっけ、多分チャーハンですよ」
もはやどうでもよくなってきているペンシル。
「じゃあ僕はそれを作るよ」
「ごごごごごごごご、ご主人さまぁん。私たちは何をすればよいのですか。」
ルームと緑髪(業界用語ではシビリアン風のようなものに近い色に似ている緑っぽい)のロイドが言った。
「そうだなぁ、じゃあ…」
ミツマタでメモとペンを複製した桜柳はレシピを記入し覚えた。
「ご主人様、これらはなんという料理の食べ物の名前なんですか?」
「これらはえぇーと。忘れてしまった。まあそうだな。こおりに乗った海産物、魚が乗ったご飯。色付き味噌汁付きご飯。ってところに使用」
するとこの話を横で聞いていたペンシルは、
「ネーミングセンスですね。いいえ、ご主人は素敵です」
彼らは料理を作り上げた。
「ご主人様、おいしそうですね」
「うん。食べよう食べよう!」
ペンシルと桜柳とロイドとルームは豪勢な夕飯を食べてディナーとなった。
ちなみに、本編最終話あたりに出てきたキャラクターがどこに行ったのかは次回記そうと思う。