表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兄弟  作者:
第2部
1/7

日常

大嫌いなはずだった


小さい頃から兄貴はよく可愛がられていた


笑顔で皆を喜ばせていた


でも俺は…?


『お兄ちゃんとは違うのね?』とか


『ほんとに兄弟なの?』とか


笑う事が苦手な俺はよく言われた


大きくなると慣れてきている自分がいた


それにもイライラしていた


あれから一年


俺は高校生になっていた


「……」


時間を見るとそろそろあいつが来る時間


ドタドタドタッと走ってくる音がする


ほら、来た。


「瑛ちゃん!学校行こうにゃ!」


「行かねぇよ。俺の分も飯食っといて」


「またかにゃ!?」


こいつは俺の幼馴染み 富美ふみ 琴音ことね


引きこもりにならないようにとこうやって毎日声をかける


「…まだあの事引きずってるにゃ?」


「………」


「その…仕事が忙しいとかそんな理由だと思うんだにゃ!だから…!」


「琴音。」


「にゃ?」


「ハウス。」


「にゃー…」


あの事はもう終わった事だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ