11話 おまけ
~とあるブライダル雑誌のコラムより、一部抜粋~
先日、筆者が街を歩いていたら、結婚式を挙げてらっしゃる方がいて。
これがまあ、素晴らしく幸せそうな美男美女のカップルで!
これは、と思い、取材してみました。
出会いをうかがうと、幼馴染とのことで。思い出を積み重ねて現在に至った、と思うと感慨深いですねえ。
しかもですよ。
相手のことをどう思ってらっしゃいましたか? と聞くと。
お互い、将来の結婚相手と思っていた、と言うではありませんか!
いやあ、熱烈ですね。
出会った時から、固い絆で結ばれたお二人、もはや約束されたカップルですね!
ドラマチックな出会いはなかったというお二人ですが、プロポーズは運命の瞬間と言えるでしょう。
プロポーズはどちらで、と聞くと。
星空のレストランと名高い、『空の階段』だったと!
しかも、特等席の窓際だったと!
やはり、プロポーズは『空の階段』しかありませんね。
そして、絶対成功させようというのなら、窓際の特等席を筆者はおすすめします。
おすすめ、いえ、窓際の特等席しかないでしょう!
さぁ、これから恋人を伴侶にランクアップさせようと考えている、そこのあなた!
秘訣は、『空の階段』です!
一歩店内に足を踏み入れれば、ロマンチックな空間が恋人たちを歓迎します。
さあ、勇気を出して!
ご予約は、XXX-XXXX-XXXXへ!
~・~・~
「婚約者は恋人ではない」 完結
雑誌のすみっこのコラムまで読んでいただき、ありがとうございました。




