8話 初仕事
今回はかなりみじかめです
とりあえず大きな課題を1つクリアしたが、まだ深刻な問題が残っていた。そう、お金不足なのだ。入市税を払った事で残金は112ポロしか残っていなかったのだ。これでは宿になど泊まれるはずもない。
「とりあえず依頼を見に行ってみるか」
登録が終わったその足で掲示板へと足を運んでみた。するとかなり大きな掲示板に、各ランク毎に整理された依頼が並んでいた。
「おー結構な数の依頼があるなぁ。とりあえずGランクの依頼は……」
Gランクの依頼は2つあった。
・スライムの魔石5つの納品
・薬草10個の納品
それぞれ報酬金は500ポロである。因みにGランク依頼は常時行われている為、一々剥がして持っていく必要はないようだ。
「スライムの魔石はとりあえず今1個あるから残り4個は集めなきゃいけないな。薬草集めは見つかればってところだな」
またあの地獄のスライム狩りをしなきゃならないのかと思うと少し、いやかなり憂鬱な気分になってきた。そしてお腹がかなり空いてきた。
「とりあえず通りに出て軽く何か食べたいな」
残金112ポロで何か買えるものがあるか、探しに出た。大通りには結構屋台が出されていた。
「安めと言えばやっぱりパンとか果物系か?」
少し歩いているとパンが並んでいる屋台があった。値段的にはギリギリ買えるくらいではあった。
「いらっしゃい。何買っていく?」
「1番安いやつ2つ貰えないか」
「2つで100ポロだ」
パンを触った感触は結構固い。乾パンよりは固くはないがそれでもだ。まぁ一応腹には入れられるものを買うことが出来た。おかげで残金は2ポロ。本当にすっからかんである。今回のスライムの魔石納品はマジでミスれない…
戦闘場面を次の話にするかで1週間以上悩んでました。
結果を言えば分けて投稿することにしました。
ある程度草案はあるので次の投稿はここまで長くはならないと思いたいです